高円寺は住んだら抜けられない「ロック沼」 フリペやお寿司も充実
表紙が毎号有名人のフリーペーパー
レコード会社でCDを作り、クラブでDJをやりながら飲み歩く日々を送っていた時、高円寺にはフリーペーパーがないと気づきました。そこで、仲間たちと一緒に「SHOW-OFF」というタウンマガジンを作るようになったのです。ちなみに、SHOW-OFFは「見せびらかす」を意味しています。
最初は8ページで始まったSHOW-OFFですが、これまで17年間続いており、今では36ページフルカラーの、見せびらかしたくなる豪華さになりました。これまでインタビューしたのは、みうらじゅんさん、安斎肇さん、能年玲奈さん(当時)、猫ひろしさん、江頭2:50さん、ゾマホンさん、浅草キッドの水道橋博士さん、玉袋筋太郎さん、サニーデイサービスの曽我部恵一さん、ソウルフラワーユニオンの中川敬さん、ゆらゆら帝国の坂本慎太郎さん、毛皮のマリーズの志磨遼平さん、黒猫チェルシー、どついたるねんなど、多数に上ります。能年さんはシャイで言葉数が少なかったですが、チャップリンやコント、お笑いの話をしたら、よくしゃべってくれた記憶があります。
高円寺界隈で2万部を配布し、表紙は毎号有名人が並び、コラムは音楽雑誌「ロッキング・オン」の山崎洋一郎さんに長年連載してもらっています。最新号は高円寺にゆかりのあるミュージシャン、前野健太さんです。高円寺はロックな街であるため、取材するのもロックなアーティストが当然多くなります。
ライブハウスだと、老舗の「JIROKICHI」や「SHOWBOAT」は健在で、火災に遭った「20000V」は東高円寺に移転し「東高円寺二万電圧」となりました。
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