新入社員に「くん」「ちゃん」はアリ? それともナシ?
入社式のシーズン。フレッシュな新入社員が、自分の部署に配属されてくる人も多いことでしょう。しかし、親しみを込めるあまり「◯◯くん」と呼ぶと、彼らのやる気やあなたの評価に影響を与えてしまうかもしれません。

入社式の季節ですね。新人研修を終えた新入社員がそろそろ、部署に配属されてくるという人もいらっしゃるかもしれません。
皆さんの多くは、そんな新入社員を「◯◯くん」と呼ぶことと思いますが、その呼び方ひとつで、彼らのモチベーションやあなたへの評価が変わることもあるようです。それはどういうことでしょうか。
オトナンサー編集部では、年間250本以上の講義やビジネスマナーの連載、執筆などをこなし、3月に新刊「入社1年目 ビジネスマナーの教科書」を出版した、マナー講師の金森たかこさんに聞きました。
「くん」にもメリットがある
まず、その会社や職場の考え方にもよりますが、「◯◯くん」と呼ぶことで、お互いに親しみを感じて仕事がスムーズに進むのであれば、それはメリットと言えます。しかし、そう呼ばれることで、「社会人として認められていない」と感じてしまう人もいるため、最初に「◯◯さんと◯◯くん、どちらがいい」と、本人の意向を確かめるコミュニケーションを取ることが大切です。
しかし、金森さんによると、一般的には「◯◯さん」と呼ぶのが正解であり、特に社長などの前で部下を「◯◯くん」と呼ぶことは避けたほうがよいそうです。どのような理由からでしょうか。
社長からすれば、新入社員にはいち早く、内面も外面も洗練されたビジネスパーソンになってほしいと願うもの。「それに反して、社員の意識を学生時代に戻してしまうような『くん』『ちゃん』が社内に横行することを社長は良く思いません」(金森さん)。
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