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商談中に「視線」はどこへ向けるべきなのか

子どもの頃、親や先生から「相手の目を見て話しなさい」と教わりませんでしたか。大人になってからもそうした習性は長く続くものですが、ビジネスシーンなどでは、常に相手の目を見ることが良いこととは限らないようです。

商談中の視線はどこに持っていく?

 小さい頃から、ご家庭や学校で「相手の目を見て話しなさい」としつけられて育った人は多いことと思いますが、ビジネスシーンにおいては、常に相手の目を見ることが必ずしも良いことではありません。

 徳島を拠点に活躍するマナー講師・マナーコンサルタントの川道映里さんによると、ずっと目を合わせながら話すことは、「本人にとっても、相手にとっても心地良いものではありません。適度に視線を外すことが相手とのコミュニケーションを良好にします」。

 それでは、視線はどこに持っていくのがよいのでしょうか。

 ポイントは、視線を相手の鼻から首下までの範囲に置き、“目が合いそうで合わない”状況を作ること。その場合でも、顔がきちんと相手を向いていることが大切です。すると、相手は無意識に「いつ目が合うかな」と考え始めるため、かえって真剣に自分を見てくれるといいます。

 そして、時々テーブルの上に視線を落として、話し中や話し終えた際の、“一瞬の間”に相手の目を見ます。この時の目は、ほほ笑み、口角をあげます。こうすることで、相手は「ついに目が合った」と感じ、それまでの話の内容を理解しようとするため、自分の話が納得されやすくなります。

 また、あえて、話をしていない時に目を合わせることで、『目が合ってしまって話せない』というマイナスの状況を避けることができるそうです。

「マナーとは相手に合わせることでもあります。相手が視線を合わせることを不快に感じていないかどうかを判断し、相手に応じて、目を見る回数や時間を臨機応変に変えると、さらに良いでしょう」(川道さん)

※参考文献:「超一流のビジネスマンがやっているすごいマナー」(西出ひろ子著)

(オトナンサー編集部)

川道映里(かわみち・えり)

マナーコンサルタント・マナー講師

一般社団法人マナー教育推進協会理事。ファストマナースクール西日本エリア長。銀行に就職後、結婚を機に退職。子育て中にマナーの大切さを知り、マナーコンサルタントの西出ひろ子に師事。企業や学校などで人財育成、マナー研修、マナーコンサルティングなどを行う。真心マナーを伝え、結果を出せるマナー講師の養成も行う。また日本最大級のカルチャーセンターでは、冠婚葬祭マナーやキッズマナーなどの日常生活のマナー講座も担当。食事をしながらテーブルマナーを習得する講座も人気。徳島を拠点に全国で活躍中。ファストマナースクール(http://www.fastmanner.com)、ウイズ株式会社(http://www.withltd.com)。