新生活を円滑にスタートさせる「引っ越しのあいさつ」
入学や入社、転勤のシーズンですね。新生活に向けて、引っ越しを予定している人も多いことでしょう。引っ越し後の新生活といえば、ご近所さんへの「あいさつ」からスタートしますが、その際に注意すべきことは何でしょうか。
来月4月は「入学」「入社」「転勤」のシーズン。引っ越しする予定の人も多いことと思います。しかし、新居がマンションやアパートなどの場合、心配なのがご近所トラブル。そうした事態を防ぐためにも、お隣さんなどへのあいさつは欠かせません。
オトナンサー編集部では、マナー研修やマナーコンサルティングを行い、日常生活のマナーに詳しいマナーコンサルタントの川道映里さんに、あいさつの方法を聞きました。
持参品には「入浴剤」がオススメ
まず新しい家に引っ越したら、ご近所の方とお互いを知り合うために「はじめまして」のあいさつ回りをします。マンションの場合は大家さんと、自室の左右・向かい側の住人のほか、騒音の懸念もあるため、上下の住人にもあいさつすると安心です。
一戸建ての場合は、両隣と向かい側の3軒を回ります。適度な距離感を保ちつつ、どんな人が住んでいるかを把握してもらうことで、防犯対策につながります。災害など非常時に関する話もあるため、引っ越してすぐ行くようにします。
川道さんによると、持参品は500~1000円程度のものでオーケーですが、品物にひと言、メッセージを添えることで丁寧な印象を与えられます。品物としては、石けんやお菓子、タオルが定番ですが、「消えるもの」「ポストに入れられるもの」がよいとのこと。「オススメは入浴剤です。男女や年齢を問わず、消費期限を気にする必要もありません。留守の場合、ポストに投函できるメリットもあります」。その後、偶然会ってしまったら「失礼とは思いましたが、ポストに入れさせていただきました」と伝えます。
マンションの大家さんには、1500~2000円ほどの菓子折りがオススメだそう。ただし、「金額よりも大切なのは、自筆メッセージを添えて手渡しすること。このひと手間が、その後の生活を円滑に進めるためのコツです」(川道さん)。
コメント