妊娠が怖い…悩む女性も 流産を繰り返す「不育症」の原因・検査・治療法
パートナーや両親の支えが大切
Q.不育症は、妊娠はするものの流産や死産を繰り返してしまうことから、不妊症とは異なる精神的ダメージを受けることと思います。女性の精神面について、産婦人科ではどのように関わっているのですか。
尾西さん「特に原因不明の不育症の人は、何がいけないのか、どうしたらよいのか分からず途方に暮れることも多いのですが、つらいときは一人で抱え込まず、かかりつけの医師に相談してみましょう。こうした人にカウンセリングや定期的な診察を行うことで、流産率が下がることが分かっています。不育症は専門的な分野のため、専門の先生に紹介をする場合もあります」
Q.不育症の女性の中には「周囲の理解が不足していて孤独を感じる」「励まされるとつらくなる」などの悩みを抱える人も少なくないようです。
尾西さん「不妊症とはまた異なり、『妊娠した』という喜びの後の喪失感は、経験した人にしか分からないくらい、つらいものだと思います。ましてや、それが何度も繰り返されると『本当に赤ちゃんに出会えるのだろうか』と不安になることも多いでしょう。
本当につらいと思いますし、『そのつらさが分からないから言えるんだ』と思われてしまうかもしれませんが、不育症は原因が分からない場合でも、回数を重ねたら元気な赤ちゃんを授かることができるので、どうかめげずに諦めず、前向きに妊娠を考えていただけたらと思います。
そのためには、パートナーや両親の支えが必要です。女性は『自分のせいだ』と自らを責めがちになってしまうので、決してそうではなく、治療や妊娠に前向きになれるようにサポートして、『一緒に赤ちゃんを迎える日まで頑張ろう』という姿勢を見せてあげていただきたいと思います」
(オトナンサー編集部)

コメント