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小室圭さんで話題の米ロースクール、年間130万円で行く方法は? 私立なら690万円…

小室圭さんの留学で注目を集める米ロースクールですが、その授業料は年間690万円とも言われます。これを格安にすることはできるのでしょうか。

小室圭さん(2018年8月、時事)
小室圭さん(2018年8月、時事)

 小室圭さんが留学している米ニューヨークのフォーダム大学は、イエズス会系の名門私立大学として知られています。秋から編入したJDコースを修了すれば、法務博士の学位が与えられます。年間690万円(ニューヨーク大学、デューク大学…)になるほど高額といわれている米ロースクール授業料を格安にする方法はあるのでしょうか。

 今回は、ニューヨーク州弁護士のリッキー徳永(徳永怜一)さんに、米国弁護士資格の実態について伺います。徳永さんは日本の大学を卒業後、単身渡米し、ルイジアナ州ニューオリンズのTulane University Law School(LLM)に留学。ニューヨークに拠点を移して法律事務所で7年間勤務し、米国現地企業や日系企業に対する法的助言や契約書などの作成を担当しました。現在は外資系IT企業に勤務しています。

私立大学はかなり高額な米国

 米国の大学にも公立と私立があります。ランキング上位には一流私立大学が名を連ね、その授業料はかなり高額で、年間600万円以上は当たり前です。「質の良い教育はお金がかかる」という米国の文化を象徴しているといえるでしょう。優秀な教授陣の獲得や図書館などの環境整備のために学校側も投資をしているのだと、徳永さんは解説します。

「高額な授業料で有名な米ロースクールは通常、JDコースを卒業するまで3年かかります。授業料だけで合計1800万円以上、それ以外に、書籍代、住居費、食費などもかかります。一般家庭であれば、現実的ではない金額となってしまい、ローンや奨学金でその一部を賄う学生も多いです。しかし、年間授業料を100万円台に抑える方法もあります。それが、州立大学における『州内居住者枠』を利用する方法です」(徳永さん)

「アメリカの州立大学には、授業料の価格表が2種類あります。ロースクールも同様で、その価格は学生がその州の居住者かどうかで変わってきます。州立大学は公立であるため、州内の居住者に門戸を広くしています。税金が使われているわけですから当然と言えるでしょう。よって、州内居住者と州外出身者とでは授業料が違ってくるのです」

 結果的には、州外から来る人は州内居住者の2倍以上も高い授業料を支払うこともあると徳永さんは指摘します。参考までに、年間授業料の例を紹介します。

■コネティカット大学ロースクール:州内=約324万円、州外=約656万円
■ニューヨーク市立大学ロースクール:州内=約165万円、州外=約274万円
■ディストリクト・オブ・コロンビア大学ロースクール:州内=約129万円、州外=約259万円

 これは、あくまでも一つのケースに過ぎませんが、詳細な情報収集が必要になることは言うまでもありません。

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「3行で人を動かす文章術」(WAVE出版)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

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