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突然死と余命宣告、あなたの理想の「死に方」は?

「どちらを望むか」には2つの視点がある

 仕事柄さまざまな「亡くなり方」を見た感想からすると、どちらを望むかには「自分」と「家族」の2つの視点があるように思います。

 自分については「死ぬなら、さっぱりと死にたい」とおっしゃるのに、ご家族に関しては「突然は嫌」と言う方が多いのです。この傾向は男性に顕著で、「弱っているところを見られたくない」「格好良くこの世を去りたい」という男性独自の美学があるのかもしれません。

 ご本人からすれば、突然型は死の恐怖と闘う必要がなく、よくわからないうちに亡くなってしまうので、楽と言えば楽。しかし、ご家族は何の準備もなく突然、愛する者を失うわけですから、その喪失感は大きいものがあるはずです。

 これに対して、余命認識型はつらい闘病に加えて「自らの死と向き合う」という最大の試練があります。ご本人にとっては身体的な苦痛と、精神的な苦悩という、つらい時間を過ごすことになりますが、ご家族は「残された時間」を共有しながら、思い出作りや感謝の気持ちを伝えることができます。また、「いつか来る別れ」に対して心の準備ができるという面もあります。

家族に日頃の感謝を伝えよう

 突然型と余命認識型、双方のメリットとデメリットを直感的に理解しているからこそ、人は「自分はさっさと死にたいけれど、家族との名残を惜しみたい」という少々身勝手な願望を抱くのかもしれません。

 突然型の確率は3割程度。選べない以上、「どちらが良い」という議論に意味はないかもしれませんが、自分、そして愛する人たちが「ある日突然いなくなる確率」が、決して低くないことは事実です。せめて今日くらいは、家族に日頃の感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。

 保険屋の独り言でした。

(株式会社あおばコンサルティング代表取締役 加藤圭祐)

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加藤圭祐(かとう・けいすけ)

株式会社あおばコンサルティング代表取締役、1級FP技能士、宅建士

大手外資系生命保険会社にて11年間、個人・法人のコンサルティング業務に従事。2015年に株式会社あおばコンサルティングを設立。日本初の、チャットでのお金のサービス「みかづきナビ」を開始。現在ではzoomも活用し、FP相談や保険相談で顧客の課題解決に取り組んでいる。みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp/)。

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