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休日の寝だめは逆効果!? 疲れが取れない理由は「体内時計」にあった

体内時計は夕食時刻によってもずれる

 体内時計がずれる要因は夕食時刻にもあります。「大切なのは、夕食の『中身』よりも『時刻』」と小林さん。午後9時以降の食事は睡眠の質を下げてしまい、翌朝の食欲減少や便秘につながる可能性があり、その状態で朝食を取ると、「摂取したエネルギーの約75%が脂肪として蓄積されることがわかっています。要するに太りやすくなります」。

 食事は就寝の4時間前までに終えることが望ましいといいます。「午後7時ごろにいったん職場を抜けて外食するのが一番ですが、日々仕事に追われるビジネスマンにとって現実的ではありません」。そこで小林さんは、夕食を2回に分ける「分食」を提案します。「午後7時前後に会社で、サケなどが入った、タンパク質豊富なおにぎりを軽食として取り、仕事の終わった9時過ぎに消化の良いものを食べましょう」。消化の良いものとは、野菜のおひたしや納豆、豆腐、おでんなどです。

 夕食におにぎり…ちょっと少ないのでは。そこで裏技が一つあります。「夕食前に無糖ガムを5分間噛むことをオススメします。満腹中枢が刺激され、食の満足度がアップします。あとは、おにぎりをとにかくよく噛むこと」。ビジネスマンの皆さん、ちょっとした努力で快適な生活を取り戻しましょう。

(オトナンサー編集部)

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小林麻利子(こばやし・まりこ)

ナイトケアアドバイザー、睡眠改善インストラクター

生活習慣改善サロン「Flura(フルーラ)」主催。最新のデータや研究を元に女性の自律神経の改善を行う。睡眠と入浴を中心とした、生活に合った無理のない実践的指導が人気を呼び、サロンは予約1年半待ちの人気。著書に「あきらめていた『体質』が極上の体に変わる」(ダイヤモンド社)、「美人をつくる熟睡スイッチ」(ジー・ビー)など。

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