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「お年寄り」消滅社会の到来!? 超高齢化ニッポンの不思議とは

高齢者にとって「健康は手段であり、目的ではない」

 同研究所の2015年の調査では、彼らが「シニアと呼ばれても自分のことだと思わなかったり、呼ばれたいと思わなかったりする」という回答も得られたといいます。ではシニアでなければ、一体何と呼んだらよいのでしょうか。「それは『大人』です」。

 しかし、シニアであれ「大人」であれ、彼らが健康を気にかけていることは間違いありません。ただ、ちょっと注意が必要だそう。「健康を特集したシニア誌がなかなかうまくいきませんでした」。関心は持ちつつも、彼らはそのような雑誌を手にしているところを若者に見られたくない、という気が先立ってしまうのです。「彼らにとって、健康は人生を充実させる手段であり、目的ではないのです」。

(オトナンサー編集部)

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阪本節郎(さかもと・せつお)

博報堂 新しい大人文化研究所統括プロデューサー

1975年早稲田大学商学部卒。(株)博報堂入社。プロモーション企画実務を経て研究開発に従事。その後、企業のソーシャルマーケティングの開発を理論と実践の両面から推進。2000年にエルダービジネス推進室、2011年に同研究所を設立、所長を経て現職。著書「巨大市場『エルダー』の誕生」(プレジデント社、2003年、共著)、「団塊サードウェーブ」(弘文堂、2006年)、「50歳を超えたらもう年をとらない46の法則」(講談社+α新書、2014年9月)、「世代論の教科書」(東洋経済新報社、2015年10月、共著)、「シニアマーケティングはなぜうまくいかないのか~新しい大人消費が日本を動かす」(日経新聞出版社、2016年3月)ほか。http://amzn.asia/byyv3Bw

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