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「火曜日だから逃げられない」…過去最高バレンタイン市場を支える“義理チョコ女子”のホンネ

もうすぐバレンタインデーですが、今年の推計市場規模は1385億円で、史上最高額だった2012年の1380億円を超えそうな勢いです。その背景には、「義理チョコ」「友チョコ」「自分チョコ」などの流行があるようです。

義理チョコなどの流行が市場を支えている

 記念日に関する情報収集や研究を行う日本記念日協会(長野県佐久市)が先日、2017年のバレンタインデーの推計市場規模を発表しました。これによると、今年は前年比3%増の1385億円で、史上最高額だった2012年(1380億円)を超える規模となる模様。昨年秋のハロウィン(1345億円)をも上回りそうです。

 規模拡大の背景について協会では、「義理チョコ」や友達に贈る「友チョコ」のほか、自分自身に贈る「自分チョコ」などの急伸を指摘、「特にこの3年間の伸びは顕著です。交際相手がいない独身者が増えていることも後押しになっています」。購入者の男女比はまだ女性が多いものの、男性も増えているそうです。

平日であることも追い風に

「市場の変化が激しいので今後の業界動向を予想するのは困難ですが、あと3年は伸びるでしょう」(担当者)。日本におけるバレンタイン商戦は今後、「個人が『自分自身を前向きに評価する』イベントに変化します」。

 また、今年のバレンタインデーが3年ぶりに平日(火曜日)となることも市場の追い風になっています。そのため、「義理チョコ市場の伸びも見逃せません」。協会には近年、消費者から「月曜日に、上司から明日(バレンタイン)が楽しみと言われる」「義理チョコも月曜日だと『買い忘れ感』が出せるけれど、火曜日だと逃げられない」といった声が寄せられるといいます。なお、2012年も平日でした。

「小分け包装のチョコレートであれば、火曜日の朝にコンビニに寄り、気軽に買うことができます。これを10個買えば1200~1300円くらいは簡単に行く。こういった流れが義理チョコ市場を底上げしているのです」

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