年収1500万円のケチ夫に愛人ができて別居、婚費をもらえず生活に窮する妻の苦悩(下)
トラブルが現実化した場合に備える
「息子は口唇口蓋裂のため、今まで3回も手術を受けています。今後も大きな手術を何回か予定しています。100キロも離れた病院に最低1回は通院しており、ガソリン代もばかにならないのに」
麗奈さんはそう嘆きますが、夫は「パートで働いてるっと? そっちで何とかせれ!」と無視を続けたそうです。カードローンの返済に追われ、妻子どころではないというのが本音なのでしょう。もし、夫が禁酒を誓い、酒代を止め、浮いた分を返済に回さない限り、里奈さんが何を言っても無駄でしょう。酒好きな夫は妻子に逃げられ、一人ぼっちで寂しい思いをしているはず。そんな夫が人の力を借りずに酒浸りの生活、そして、借金地獄から抜け出せるのかは甚だ疑問です。
それぞれ、大阪在住と福岡在住の夫に悩まされる2人の女性の例を紹介してきましたが、特定のトラブルが特定の地域で起こりやすいのは確かです。例えば、金に対する執着が人一倍強く、自分の金は使わないのに人に金を使わせようとする夫は裏でこそこそ遊んでいるのではないか、妻子の生活費より酒代を優先する夫は家庭内暴力をするのではないか、そんなふうに将来起こり得るトラブルを予知することは可能です。
トラブルは、ある日突然起こると、里奈さんや麗奈さんのように激しく動揺し、下手を打って、生活費をもらい損ねることになりかねません。まずは、自分の身にも起こるかもしれないと身構え、前もって具体的な対処法を知り、本当にトラブルが現実化した場合に備えることが大切です。
(露木行政書士事務所代表 露木幸彦)


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