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日焼け止めと「湿布」は危険な組み合わせ? 薬剤師が説く、夏の肌荒れ&熱中症の盲点とは

夏の高温多湿から薬を守る「正しい保管ルール」

Q.薬の品質管理という観点から、夏の高温環境が薬に与える化学的なリスクについて、教えてください。

真部さん「薬は熱や光、湿度で劣化するという特徴があり、直射日光を浴びると紫外線によって有効成分が分解され、薬の形状が変化する光分解が起きて効果が弱くなってしまうことがあります。

さらに、化学変化が起きて安全性が変わってしまったりするケースもあるので注意が必要です。化学変化によって有効成分が毒性を持つ有害物質に変化してしまうと、副作用が強く出てしまうこともあるかもしれません。

薬を置いておく場所として特に注意が必要なのは、車の中です。夏になると車の中は60度以上になってしまうことがあるため、カプセル剤が溶けてくっついてしまったり、錠剤が湿気を帯びてべたついてしまったり、軟膏やクリームは油分と水分が分離してしまったりします。薬が劣化して成分や吸収率が変わったり、塗り心地が悪くなってしまうため、車の中に放置した薬は使わないでください。

また、シロップは開封したものを混ぜて作っているため、腐敗や変質につながりやすいです。坐薬も熱で溶けてしまったり成分が分離してしまうものが多いので、これらは高温多湿のところを避けて保管してください。

よく見た目が問題なければ大丈夫と誤解している人がいますが、中身は日光を浴びただけで劣化することがあるため、保管方法には気を付けていただきたいです。冷所保存であれば1~15度、それ以外のものは1~30度の場所に保管し、高温多湿と直射日光を避けてください。遮光指定のある薬は特に注意して取り扱っていただきたいです。

そして、冷所保存のものを冷蔵庫に入れるのはもちろんですが、シロップ剤などの室温で良いとなっているものも夏場は冷蔵庫に入れて、冷所保存をしていただければと思います。

冷蔵庫の奥の方に入れてしまうと冷え過ぎて凍ってしまう場合があるので、ドアポケットに入れるのがおすすめです。薬は記載された保管方法をきちんと守るとともに、劣化したものは使わないようにしましょう」

* * *

 夏は光線過敏症に注意が必要だと分かりました。高温多湿の環境は薬を劣化させるため、薬の保管方法にも注意しましょう。

(オトナンサー編集部)

【画像】これが薬と一緒に摂取すると危険な食べ物です(6枚)

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真部眞澄(まなべ・ますみ)

薬剤師

東京薬科大学卒業後、日商岩井(現・双日)を経て、現在は現役薬剤師として 25 年
目、調剤薬局の最前線に立ち続けている。日々多くの患者に接する中で、5 年、10 年
と経つうちに薬の量が倍増していく現状を目の当たりにし、「初期に踏み込んだ対策
を伝えていれば」との強い後悔から、現在は「お薬だけに依存させない薬剤師」として
活動。40 代以降の世代を中心に、薬に頼りすぎない改善策を男女問わずアドバイス
している。また、心身の相関性を重視し、医療・心理・統計学的鑑定を用いたカウンセ
リングも実施。多角的な視点で健康寿命を延ばすための情報発信を続けている。

HP:https://m-inflore.com/

youtube.com/@まなママチャンネル カウンセリング:https://renfortune-bruk2bqw.manus.space/

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