「前も言ったよね」はNG? 新人教育における“禁句”やコミュニケーションのコツとは
「新人」も、それぞれ違う価値観がある
Q.新人への望ましい接し方・叱り方とは、どのようなものでしょうか。
小野さん「接し方・叱り方のいずれも、やはり『相手にどう伝わるか』を意識した関わり方をする必要があるでしょう。一口に『新人』といっても、大切にしている価値観はそれぞれ異なります。
『おう、元気してるか?』という接し方に対して、ある新人は『カジュアルでオープンな話しかけやすい先輩』をイメージするかもしれませんが、別の新人は『先輩とはいえ、タメ口で話をされるような仲じゃない』と考えるかもしれません。
伝わり方は受け手によって異なるため、どの方法が最善とは言い切れません。言い換えれば、『相手がどう捉えるかを意識して、接し方・叱り方を変える必要がある』ということです」
Q.ほかに、新人を指導する際の注意点はありますか。
小野さん「『相手となる新人がどんな人なのか』を考えた関わりを意識する必要があるでしょう。例えば、理詰めで物事を考える新人には、『目的や結果を伝えてから取り組んでもらう』指導が考えられます。創造力が豊かなタイプであれば、『まずやってみてもらい、そこから気づくことを2人で共有していく』といった指導が考えられます。また、指導とはいえ、新人のプライドを傷つけないよう配慮することも意識しましょう。指導とは、行動の改善と本人の成長を目的とした行為だからです」
Q.逆に、指導を受ける際、新人側が意識すべきことは、どのようなことでしょうか。
小野さん「受け身になりすぎないよう気を付けるべきでしょう。受け身になると、先輩の視点からしかフィードバックがもらえず、成長の機会を逃してしまう可能性があります。例えば、自分がやったことをベースに深いアドバイスを求めたり、指導を受けた後にどう改善したかを自分の言葉で伝えたりする、といったことが考えられます。自分から『教えてほしい』と声をかける姿勢があれば、先輩と円滑な関係を築くことに一役買うのではないでしょうか」
(オトナンサー編集部)

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