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【マーケット展望】フィッシャーFRB副議長が今夜講演、「利上げ加速」でドル/円一段上昇へ

週明け11月21日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前週末比138円61銭高の1万8106円02銭で取引を終えました。今後の展開はどうでしょうか。

この日の日経平均は続伸し1万8106円02銭で取引を終えた

 週明け11月21日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前週末比138円61銭高の1万8106円02銭で取引を終えました。終値で1万8000円台に乗せるのは1月6日(1万8191円32銭)以来約10カ月半ぶりのことです。

 今後の展開はどうでしょうか。

 マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、足元の日経平均の上昇は、外国為替市場におけるドル/円の上昇が要因。その背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが速まるとの観測があるようです。

 なおFRBのフィッシャー副議長が今夜、米経済について講演予定。市場は来月の利上げをほぼ確実視しており、関心はその後の利上げペースに移りつつあるといいます。

 八代さんは「FF金利(政策金利)先物を参考にすると、市場では『来年2回以上の利上げが行われる』との見方が有力です」と話します。

 今夜の講演が、利上げペース加速の可能性を感じさせれば、ドル/円は一段と上昇し、日経平均にはプラスに。逆に、利上げペース加速観測を後退させる内容であれば、ドル/円が下落し、日経平均にはマイナスになります。

(オトナンサー編集部)

八代和也(やしろ・かずや)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部シニアアナリスト

2001年ひまわり証券入社後、コールセンター、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年12月、マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。市場調査部に所属し、豪ドルやNZドルといったオセアニア通貨にフォーカスした「オセアニア・レポート」を執筆している。FXに携わり13年。株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)(http://www.m2j.co.jp)。

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