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ついつい“足を組んで”しまう…実はストレスの可能性も? “腰痛”改善ストレッチを整骨院院長が伝授

ついつい足を組んでしまう…。腰痛を引き起こす動作でもあるため、原因や改善策について柔道整復師に聞きました。

「足を組む」動作に隠れた危険とは…
「足を組む」動作に隠れた危険とは…

 椅子に座っているときに、ついつい足を組んでしまう人は多いと思います。落ち着くやラクだからという理由の人がいれば、無意識でやってしまう人もいると思います。一見、何気ない癖の一つだと思われがちですが、実は腰にとても負担がかかっています。そこで、足を組むことが腰痛につながる原因やその改善策について、柔道整復師で、匡正堂齋藤整骨院 永福院長の齋藤洋一郎さんに聞きました。

足を組んでいたら休憩するべきサイン!

Q.足を組んでしまう理由には、どんなことが考えられるのでしょうか。

齋藤さん「身体的なものと心理的なものの両方があります。大まかに、『神経回路のパターン化』『脳の思考』『疲労感やストレス』の3つの理由が考えられます。

(1)パターン化した神経回路による影響

一般的に骨盤や背骨などの歪みによるものと考えられていますが、これは原因ではなく結果の一つです。足を組む動作を繰り返すことでそれが脳に刷り込まれ、足を組まないと居心地が悪くなり、その不快感が脳に伝わってまた繰り返す、という一連の神経回路になってしまうケースです。

(2)脳の思考による影響

人の頭は、数字の計算や文章を考えるなど論理的な思考をしているときは左に傾きやすく、反対にクリエイティブな思考をしているときは右に傾きやすくなっているといわれています。その無意識的な脳の働きが『足を組む』などの姿勢にも表れていると考えます。

(3)疲労感やストレスによる影響

人は気持ちを少しでも落ち着かせるために、無意識のうちに自分が安心する姿勢を取りがちです。頬づえをついたり、肘をついたり、顎に手を当てたり……。その癖の一つとして『足を組む』こともあると考えられます」

Q.足を組むことが腰痛の原因になる理由を教えてください。

齋藤さん「骨盤は前方に恥骨結合、後方に左右の仙腸関節という3つのつなぎ目があります。足を組むことが癖になっていると、このつなぎ目にねじれや引っ張る力が働き長期間その状態が続くことでやがて脳は危険を感じるようになります。その結果、防御反応として筋肉のフリーズや血流の低下が起こり、腰痛の原因になると考えられます」

Q.足を組むのが原因でなった腰痛をやわらげる方法はありますか。

齋藤さん「腰痛の原因となっている筋肉のフリーズや血流の低下にアプローチする骨盤の『前後傾運動』を取り入れるとよいと思います。

◆前後傾運動のハウツー
(1)椅子に座って足裏を床にピタッとくっつける。
(2)おへそを突き出したり引っ込めたり、反る動作を繰り返す。

骨盤の前後傾運動をするときは、できるだけゆっくりと、痛みが出ないくらいを意識してみてください。これを10回ほど繰り返しましょう」

※ ※ ※

 足を組んでいることに気付いたら、一度立ち上がって深呼吸をしたり、お茶を入れるなどの気分転換をすることも必要です。日頃から意識して行動することで、足を組んでいる時間が徐々に減り、姿勢の改善につながります。

(オトナンサー編集部)

【写真】すぐに、できちゃう! “腰痛”をやわらげる「前後傾運動」のやり方がコレ!

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齋藤洋一郎さん(さいとう・よういちろう)

匡正堂齋藤整骨院 永福・院長

山野医療専門学校で柔道整復学を学び、2012年に柔道整復師の免許を取得後、修行を経て2023年、匡正堂齋藤整骨院 永福本院の院長に。背筋へのアプローチを中心とする民間療法“匡正術”を軸に、構造医学、神経機能訓練(FNT)を取り入れ施術を行っている。構造医学正規講座受講会員、FNTレベル2認定トレーナー。

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