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北海道地震2週間 若手経営者が「元気です北海道」キャンペーン、道外へ復興アピール

北海道胆振東部地震の観光への影響が懸念される中、「元気です北海道」とSNSで発信するキャンペーンを道内の若手経営者らが始めました。

「元気です北海道」のロゴ(「元気です北海道」フェイスブックより)
「元気です北海道」のロゴ(「元気です北海道」フェイスブックより)

 北海道胆振(いぶり)東部地震から9月20日で2週間がたちました。地震の影響で宿泊キャンセルが相次ぐなど、北海道の主要産業である観光への悪影響が懸念される中、「元気です北海道」とSNSで発信するキャンペーンを道内の若手経営者らが始めました。東日本大震災の被災地の一つ、宮城県発で観光などの振興を呼び掛けるメッセージも拡散しており、北海道復興に向けた支援の輪が広がっています。

地域ごとの「元気」もアピール

 北海道庁などのまとめによると、地震のあった9月6日から15日までに、道内のホテルや旅館などの宿泊施設で延べ94万2000人の予約キャンセルが出ている他、テーマパークなどの観光施設で6万9000人、フェリーや遊覧船で2万2000人、観光バスで4000台のキャンセルが出ています。宿泊施設のキャンセル数を元に交通費や飲食費などを含めた観光消費への影響額を推計すると、15日現在で約292億円に上ります。

 高橋はるみ知事は18日、臨時記者会見を開き、震源地から離れた道内の大部分の地域で、宿泊や交通が平常通りに戻っていることを強調、「水産物や農産物もおいしい実りの秋を迎える北海道に来てほしい」旨のメッセージを出しました。

 このような状況の中、道内でドラッグストアなどを展開するサツドラホールディングス(札幌市北区)の富山浩樹社長の呼びかけで9月12日、「元気です!北海道」を合言葉にしたキャンペーンが始まりました。既に75社・団体が賛同し、フェイスブックなどで情報発信をしています。地域版のロゴも希望に応じて作り、「元気です 函館」「元気です 洞爺湖」などと道内各地が復興に向けて動いていることをアピールしています。

 事務局に話を聞きました。

Q.キャンペーンのきっかけ、狙いは。

担当者「まだ多数の人が避難生活を送られていますが、同時に、過度の自粛ムードや風評被害による経済的な二次被害も深刻です。北海道が世界に誇る風光明媚(めいび)な景色や、国内随一の食の魅力には何ら変化がありません。元気な北海道を皆さんに分かっていただき、これまで同様、多くの人に来ていただくため、日本全国と海外にアピールしていきたい、という思いで始めました」

Q.具体的なアピール方法は。

担当者「現在、SNSでメッセージを拡散していますが、ホームページも作成中で近く立ち上げます。道や市町村、観光協会との連携、イベント企画も予定しています」

Q.「元気です」をキャッチフレーズにした理由は。

担当者「『頑張ろう』よりも前向きな感じがする『元気です』にしました。『本当に北海道は元気』であることを世界的にアピールしようと思いました」

Q.地域版のロゴも作っているのはなぜですか。

担当者「多くの地域の人たちに、自ら『元気ですアンバサダー』として、メッセージを広めていただきたいからです」

Q.ロゴには中国の簡体字のパターンもありますね。

担当者「日本国内はもとより、世界へ発信したいという思いからです」

Q.道外の人たちへの呼びかけを。

担当者「一部の地域で、被災されている皆さんがまだいらっしゃいますが、道内の多くの地域では日常を取り戻しています。しかし、観光を中心とするキャンセルが相次ぎ、経済的な二次被害が懸念されます。これから北海道は秋の味覚、観光としても良い時期を迎えます。一人でも多くの皆さまに来ていただき、改めて北海道の魅力を感じていただきたいです」

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