「怖い」「やめとけ」って言われるけど「リボ払い」って結局どうなの?→FP「おすすめしません」 理由も詳しく聞いてみた
マイナスなイメージを持つ人が多い「リボ払い」。「危ない」「やめとけ」との声が絶えませんが、実際どうなのでしょうか。ファイナンシャルプランナーに聞いてみると……。

クレジットカードの支払い方法の一つとして知られる「リボ払い(リボルビング払い)」。毎月、あらかじめ設定した一定の金額を支払う方法です。このリボ払いについては、「便利」「自分のペースで支払える」との声もある一方で、「危ない」「怖い」「やめとけ」といったネガティブな声も多く聞かれ、マイナスなイメージを持つ人が少なくないことがうかがえます。
さまざまな声がある「リボ払い」について、家計管理のプロはどう考えているのでしょうか。ファイナンシャルプランナーの佐藤沙也加さんが解説します。
高額の支出に対応できる
「リボ払い(リボルビング払い)」は、クレジットカードの支払い方法の一つで、毎月一定額を返済していく方式です。利用した金額や件数にかかわらず、あらかじめ設定しておいた金額が毎月引き落とされるため、家計管理がしやすいという声がある一方で、返済が長期化しやすいという特徴があります。
クレジットカードの他の支払い方法としては、「一括払い」「分割払い」「ボーナス払い」があります。「一括払い」はカード会社が定める支払日に、利用した金額の全額を支払う方式、「分割払い」は利用額を複数回に分けて支払う方式です。
一般的に、分割回数が多いと利用額のほかに手数料が発生しますが、2回までの分割払いは手数料を無料としているカード会社も多く、私自身も日常的な支出よりやや単価の高い物を購入したときは、月々の支払額を分散させたいという意図で、2回払いを利用することがあります。
「ボーナス払い」は、一般的にボーナスが支給される夏と冬の時期に、一括で支払う方式です。支払いを数カ月先に延ばせて、基本的には一括払いと同じく手数料がかからないという点が特徴です。
そして、「リボ払い」のメリットとしては次のような点が挙げられます。
【毎月の支払い額が一定】
日々の買い物を、一括払いや分割払いで決済していると、利用額に基づいて月々の請求額もバラバラになります。その点、リボ払いは毎月の支払額が同じであるため、支出の見通しが立ち、家計管理がしやすいといわれています。
【高額の支出にも対応可能】
例えば、引っ越しで家具・家電の出費が重なって高額になってしまったときや、「どうしても欲しいものがあるけど、一括での支払いは厳しい」というときでも、リボ払いは一括で支払う必要がないため、月々の負担を抑えた上で購入することができます。
【柔軟な返済計画が立てられる】
現金がなくてリボ払いを利用した後でも、余裕のある月は支払額を増やし、返済を早めることができます。また、お金に余裕ができたタイミングで、繰上返済や一括返済もできることから、支払いをコントロールできるという柔軟さがあります。
【画像】「でも、どうしてもリボ払いを使いたい」人は絶対見て! これが知っておくべき「リボ払い」のデメリットです!(3つ)
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