「結婚適齢期」はもはや“死語”なのに…「結婚相手を選ぶには恋愛経験が必要」は果たして本当なのか
「年齢」「交際人数」は結婚後の幸せに関係するのか
夫婦仲相談所には、さまざまな方が相談に来られます。
ある方は、交際経験がないまま30代半ばになってしまい、結婚相談所で出会った人と現在お付き合いをしているものの、バージンであることが気になっています。「彼に重いと思われるのが嫌だから、女性用風俗に行った方がいいのか」という相談を受けました。
片や、現在47歳で、今まで10人以上の男性とお付き合いをしてきたけれど、一度として結婚まで至ったことがなく、先日は2股をかけていた男性2人から同時に振られてしまった、どうして自分は結婚できないのか? という悩み多き女性も。
「若くして結婚」の事例でいえば、17歳で結婚して子どもを授かったけれど、2年でお相手に飽きてしまい、嫌がる夫を半ばだますように無理やり離婚し、その後2回の離婚を経て、今シングルとして幸せに暮らしている女性もいます。一方で、20歳で同棲(どうせい)を経て学生結婚し、結婚生活30年を迎え、真珠婚式をお祝いした女性も。
つまり、交際人数や年齢は、結婚後のハッピー感に関係ないということが見えてきませんか。
「結婚適齢期」という言葉はもはや死語です。今は、結婚をしないという選択も堂々とできる時代。事実婚としてパートナー関係を続けるという選択もあります。俳優の黒島結菜さんと宮沢氷魚さんが今年1月に、事実婚の発表をされました。お二人は26歳と29歳です。
「結婚を選択する」ということに意味があるのであり、それは当事者同士にしか分からないことです。そして、離婚という選択も同様です。そこに他者の意見や視点、憶測は関係ないのです。今まで、コラムでたくさんの結婚事例をご紹介していますが、同じ環境下におかれたとしても、それを幸せな結婚だと感じて生活していくのか、不幸だと感じて離婚へと至るのかは本人の捉え方です。
「年齢は単なる記号にしか過ぎない」。俳優・歌手の夏木マリさんがそうおっしゃいましたが、その通り。同じ19歳でも、幼い人もいれば、「一体どんな苦労を積んできたのだろう?」と思うほど話の引き出しが多く、固い意思を持った人もいます。
「若くして結婚したら長続きしない」「結婚するまでの経験人数が少ないと失敗する」。そんな世間の無責任な声にとらわれず、自分の意思で選択し、その選択にぶれない自信を持っていれば、どんな状況になったとしても、堂々と「私たちは幸せです」と笑顔で断言できると思います。
(「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美)

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