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お茶の水女子大、トランスジェンダーの学生受け入れへ 「多様な女性」の参画推進、米大学決定受け

お茶の水女子大学が、「トランスジェンダー」の学生を2020年4月から受け入れることを正式に発表しました。

記者会見する、お茶の水女子大学の室伏きみ子学長
記者会見する、お茶の水女子大学の室伏きみ子学長

 お茶の水女子大学(室伏きみ子学長)は7月10日、東京都文京区の大学本館で記者会見を開き、戸籍上は男性でも自身の性別が女性だと認識している「トランスジェンダー」の学生を2020年4月から受け入れることを、正式に発表しました。

 文部科学省によると、国内の女子大がトランスジェンダーの学生受け入れを表明するのは初めてと見られます。LGBT(性的少数者)の権利保障や拡大が進む一歩となりそうです。

「固定的な性別意識にとらわれない」

 記者会見には室伏学長らが出席。室伏学長はトランスジェンダーの学生を受け入れる理由について、「『学ぶ意欲のあるすべての女性にとって、真摯(しんし)な夢の実現の場として存在する』という大学のミッションに基づき、判断しました」と説明しました。

 同大では、当事者からの問い合わせがあったことなどから、学内にワーキンググループを設置して検討。日本学術会議が「性自認が女性の人が女子大学で学ぶ権利がある」と提言したことや、米国の大学がトランスジェンダーの入学を認める決定をしたことなどを受けて議論を進め、「多様な性を包摂する社会の流れとして自然なこと」として、教職員や学生などに対する説明会や意見交換会を開いた上で、6月26日に役員会で受け入れを決めたとのことです。

 室伏学長は今回の決定について、「多様性を包摂する女子大学と社会」の創出に向けた取り組みとして、「固定的な性別意識にとらわれず、一人一人が人間として個性と能力を十分に発揮し、『多様な女性』があらゆる分野に参画できる社会の実現につながっていくことを期待しています」と述べました。

 今後、施設整備などの準備を進め、2020年度の学部および大学院の入学者から受け入れを始めるとのことです。

(報道チーム)