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「タイヤ」のはずが「ダイヤ」が届いたら? 経産省がAIスピーカー“誤発注”に関する見解公表へ

話すだけで商品を注文できる便利なAIスピーカー。しかし、欧米では、テレビの音を拾うなどした誤発注が報告されており、経済産業省は近く、誤発注に関する見解をまとめる予定です。

AIスピーカーで誤発注、注文は無効に?
AIスピーカーで誤発注、注文は無効に?

「タイヤ」を注文したつもりが、言い間違いをしたために「ダイヤ」が届いた場合、注文は無効になるのか――。インターネット通販大手のアマゾンが昨年、発売したAIスピーカーは、話すだけでネット上で商品を注文できる便利な機能を備えていますが、一方で商品名の言い間違いなどによる誤発注の懸念もあります。そうした誤発注について、経済産業省は7月上旬までに、発注を無効とする見解を公表する予定です。経産省の担当者に話を聞きました。

将来的なトラブルに備える

 経産省商務情報政策局情報経済課の担当者によると、見解は電子商取引に関する規範「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」に盛り込む予定です。商品名の言い間違いで発生した注文のほか、テレビの音声に反応した誤発注についても無効とする方針です。準則に法的拘束力はありませんが、企業や消費者が参考にすることで、トラブルを未然に防ぐ効果が期待できるそうです。

Q.なぜ見解をまとめたのですか。

担当者「米国などでAIスピーカーによるトラブルが発生しているためです。日本ではまだトラブルは報告されていませんが、今後AIスピーカーが普及すればトラブルが増える可能性があります。見解を示すことで、トラブルを未然に防ぐのが目的です」

Q.米国ではどんなトラブルがあったのですか。

担当者「テレビの音声に反応して勝手に商品が注文され、実際に届いたケースがあったそうです。英国では、ペットのオウムの声で誤発注が発生した事例があったと聞いています」

Q.見解では他にどのような内容をまとめているのですか。

担当者「注文が完了する前に『本当に注文してもいいですか』というような、消費者に対して確認できる仕組みを作ることが、トラブル回避に有用だとまとめる予定です。想定される言い間違いの例として、実際にあった話ではありませんが、『タイヤ』と『ダイヤ』の言い間違いなどを盛り込む予定です」

(報道チーム)