昔懐かしい! フロッピーディスク型の“せんべい”に「すごく欲しい」などの声、なぜ作った?
昔懐かしいフロッピーディスクをデザイン化した「せんべい」がSNS上で話題となっています。どうして企画したのでしょうか。
若者にフロッピーをアピール
昔懐かしいフロッピーディスクをデザイン化した「せんべい」がSNS上で話題となっています。遊び心あふれる試みに「これは食べたかった~」「すごく欲しい」「四角のおせんべいも作れるんだ」といった声が上がっています。
せんべいは1袋2枚入りで、それぞれフロッピーディスクの表と裏を表現。ファイル名を書き込むラベルや、データの誤消去防止用の「つめ」も再現しています。リアルなデザインは、食用インクを使って表現したそうです。
このユニークなせんべいを企画したのは、独創的な雑貨や小型家電を制作している「TOKYO FLIP-FLOP」です。2017年4月に東京・秋葉原地区で開かれた技術系同人誌イベント「技術書典2」で初めて販売。200セット400枚(1セット300円)を完売しました。今年4月にあったイベントでも、100セット200枚を完売。技術書のイベントなのに、せんべい売り場に人が押し寄せる事態になったそうです。
「TOKYO FLIP-FLOP」の担当者は「昔は盛んに使われたのに、今は見る機会が激減したフロッピーを身近に感じてほしいとの思いから、最初はフロッピーのアクリルフィギュアを作り、続いてせんべいを作りました」と説明します。製造は、相模原市の製菓店「風林堂」に委託しているそうです。
担当者は「今のところレギュラー商品にする予定はありません。食べ物は在庫を抱えると大変なのが理由です。今後、『技術書典』に出るタイミングがあれば販売するほか、要望があれば受注生産します」と話しています。
(報道チーム)
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