離婚後の「再婚」にベストなタイミングってあるの? モラハラ、浮気で離婚した40代女性たちの“迷い”から考える
再婚を視野に入れている離婚経験者が悩みがちなのが、そのタイミング。実際のところ、再婚の最適なタイミングはあるのでしょうか。結婚・離婚の相談を数多く聞いてきた筆者の考えとは。

2021年の婚姻件数は50万1116件、離婚件数は18万4386組――。数字を眺めてみると、「結構、離婚が多いのね」と思うのが率直な感想でしょう。25歳で離婚した人もいれば、夫の定年を待って離婚する人もいます。離婚した後、生きていく年月は60年かもしれないし、10年かもしれない。長短にかかわらず、死ぬまでの日を1人で生きていくか否かは離婚者の誰もに降りかかる問題です。
私は夫婦仲相談所で離婚直後の人たちのお話を聞くことが多いのですが、「もう結婚はこりごり」というせりふのいかに多いことか。とはいえ、数年が経過すると「老後1人では寂しい」「子どもに介護は無理と言われた」などで再婚を視野に入れてくる人々もいます。
離婚した後の再婚のタイミングに、最適な時期はあるのでしょうか。離婚してすぐに結婚となると、婚姻期間から関係をもっていたと勘繰られることにもなりかねないですし、モラル的にどうかな、という意見もあると思います。そこで今回は、実際の例をもとに私見をお伝えします。
女性には再婚禁止の“100日縛り”がある
まず、離婚後の結婚に関しては、女性には民法733条1項に定められた「再婚禁止期間」が現在適用されており、原則として「前婚の解消または取り消しの日」から“100日”を経過した後でなければ、再婚することができません。これは、女性が離婚時に妊娠している可能性を考え、子どもの父親を特定し、子の身分関係を早期に確定するという子どもの利益を確保するためです(離婚時に妊娠していないことの医師の証明がある場合など、例外があります)。妊娠することがない男性には、いわゆる法的に定められた「再婚禁止期間」はありません。
では、離婚後に再婚をするタイミングに関して男性、女性ともに妥当な時期というのはあるのでしょうか。2人の女性のケースを見ていきましょう。
聡子さん(46歳、仮名)は10年前、元夫のモラハラが原因で離婚しました。元夫はアフリカ系の外国人で、2人の間には16歳と14歳の子どもがいます。今、聡子さんは日本人男性と5年間お付き合いしています。子どもたちは男性と良好な関係を築いています。それにもかかわらず、聡子さんは再婚しようとしません。
「父親がアフリカ系ということもあり、子どもたちは明らかに私や現在の彼と見た目が違います。今、私と子どもたちが一緒にいても親子と思われることはまずありません。そんな状態で子どもたちに日本人の父親ができることに、私自身抵抗があるんです。日本の戸籍制度に問題も感じていますし、特に結婚がしたいと思うこともありません。
ただ、彼のことは好きですし、彼は結婚を望んでいるので、このままお付き合いが順調に進むのであれば、子どもたちが成人したら結婚しようかと思っています。子どもたちは早く結婚すればいいのにと言うんですが、私に踏ん切りがつかないんです」
聡子さんなりの配慮がある結婚時期の設定に納得しました。

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