故人をしのび、遺族を思いやる「弔事」のマナー
通夜~葬儀(仏式)
通夜
一般的に通夜は亡くなった当日に行われます。近年では夕方から2~3時間で行われる「半通夜」が多いようです。
通夜は、僧侶による読経、遺族と弔問客の焼香、僧侶の法話の流れで進みます。焼香の際には次の人に軽く頭を下げてから席を立ち、僧侶と遺族に一礼して遺影に向かいます。
焼香の後、故人をしのび、遺族をいたわる気持ちを込めて、「ご愁傷様でございました」「お悔やみ申し上げます」などと遺族にお悔やみを一言伝えましょう。
通夜が終わると「通夜振る舞い」が用意されています。「通夜振る舞い」とは、故人との最後の食事を共にする意味を込め、故人との別れを惜しむものです。遺族に薦められたら、口をつける程度でも構わないので、受けるようにしましょう。
葬儀・告別式
葬儀と告別式は別物で、葬儀の後に告別式が行われるケースがほとんどです。
葬儀は宗教的な儀式で、僧侶の読経や念仏で故人の成仏を祈るものです。一方の告別式は、参列者全員が故人と最後のお別れをするものです。告別式で知っておきたいのが「焼香」の仕方です。お香には、棒状の「線香」と粉末状になった「抹香」があり、焼香の仕方には座って行う場合と、祭壇まで進み出て立って行う場合があります。座ったまま香炉を回して焼香することを「回し焼香」と言います。
<線香での焼香>
1.遺族、僧侶に拝礼して、祭壇の前へ出る。遺影に向かって一礼して左手に数珠をかけて合掌
2.線香を右手で1本取り、火をつける
3.線香に火が残っている場合は左手に持ち替えて、右手で仰ぐか振って消し、右手に持ち替えて香炉の奧にそっと立てる。息で吹き消さないこと
4.遺影に向かって再度合掌、一歩下がってから遺族、僧侶に一礼する
<抹香での焼香>
1.遺族、僧侶に拝礼して、祭壇の前へ出る。遺影に向かって一礼して左手に数珠をかけて合掌
2.右手の親指と人さし指、中指の3本の指で「抹香」をつまんで、目線の高さあたりまで持ち上げて、香炉の中に落とす
※目の高さまで上げない浄土真宗などの宗派もあるため、遺族または前の人に倣うとよいでしょう
※回数は宗派によって異なりますが、多くの会葬者が焼香することもあり、1回が無難でしょう。また正確な回数は喪主やほかの人の動作を見ておくとよいでしょう
3.遺影に向かって再度合掌、一歩下がり遺族、僧侶に一礼する
<回し焼香>
回し焼香の場合は、香炉が回ってきたら軽く会釈し焼香します。抹香を香炉に落としたら祭壇に向かって合掌し、香炉の載ったお盆を両手で持って次の人に渡します。

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