故人をしのび、遺族を思いやる「弔事」のマナー
通夜~告別式(キリスト教式)
キリスト教では、死を「永遠の命の始まり」と捉え、葬式は神の元へ召されたとして祝福の意を込めて執り行われます。そのため「ご愁傷様です」などのお悔やみは言わず、連絡をいただいたことへの感謝を述べたり、故人が安らかに眠る祈りを告げたりするのがマナーです。
キリスト教式で通夜は「通夜の祈り」(カトリック)、「前夜祭」(プロテスタント)と言います。「通夜振る舞い」は行われませんが、日本では「茶話会」などで故人をしのぶことが多いようです。
カトリックかプロテスタントで作法や式に違いはありますが、いずれも聖歌や讃美歌を斉唱し、献花によって故人の安らかな眠りを祈ります。
<献花の行い方>
1.花が右になるよう、右の手の平で花を受け、左手は上から茎をつかむように両手で受け取り、胸の高さまで掲げたら祭壇に向かって一礼する
2.茎の方を時計回りに回して献花台に向け、縦にし、左手に載せた茎を献花台に下ろすようにそっと置く
3.黙祷したら2、3歩下がって遺族や神父(牧師)に一礼してから席に戻る
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