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若者の“電話嫌い”が言われる一方…「アラフォーだけど苦手」「年齢関係ない」の声も、克服法は?

ビジネスシーンでも、電話の代わりにメールやLINEを使うことが多くなる一方、若い人を中心に“電話嫌い”が増えているとも指摘されています。電話嫌いの人の特徴や電話嫌いを克服する方法を探ります。

電話が嫌いな人の特徴や克服法とは

 最近はプライベートはもちろんのこと、ビジネスシーンなどでもメールやLINEで連絡を取り合うことが多くなりました。一方で、メールやLINEに慣れている若者世代を中心に、電話に抵抗感や苦手意識を持つ人が増えていることも指摘されているようです。ネット上では先日、電話嫌いの若者に関する記事が話題となりましたが、電話嫌いは必ずしも若者だけの特徴ではなく「アラフォーだけど電話苦手」「年齢関係ない」などの声も上がっています。電話嫌いの人に共通する特徴や、電話嫌いを克服する方法はあるのでしょうか。オトナンサー編集部では、心理カウンセラーの小松原幸恵さんに聞きました。

“電話嫌い”にもさまざまなタイプがある

Q.電話に抵抗感や苦手意識を持っている人の特徴とは、どのようなものでしょうか。

小松原さん「電話嫌いといっても『電話がかかってくると考えるだけで手足が震える』という人もいれば、『ちょっと嫌な気持ちがする』という人もいますし、カウンセリングの現場では、『仕事の電話はつらいが、友人との電話は大丈夫』『友人との電話もつらい』などと、対象による感覚の変化も確認します。仕事の電話に関していえば(1)電話の経験が少ない人(2)相手の時間を奪うなど、電話に対して否定的イメージを持っている人(3)まじめで責任感の強い人、といった特徴があると思います。電話は、即座の対応が求められるものなので、即座に物事に対応するのが苦手な人や、相手に自分のタイミングで会話するよう求めることに気を遣う人も、電話が苦手な人と言えるでしょう。また、耳から情報を聞き取るのが苦手な人もいます。視覚情報(メールなど)なら理解できるが、聴覚情報(電話)だと内容を把握するのが困難だという人です。さらに、同時に2つのことを処理するのが苦手な人も電話が苦手だと感じるでしょう。仕事上の電話は、メモを取ったり内容を分析したりと、聞くことのほかに何らかの作業が必要だからです。その他、クレーム対応や上司・顧客の叱責などの経験がトラウマになっている人も、電話を苦手に感じるはずです」

Q.逆に、電話で話すことが好きな人の特徴はどのようなものですか。

小松原さん「先ほど挙げた特徴と逆の人です。つまり(1)電話の経験が豊富で電話することに慣れている人(2)電話は気持ちが伝わる、電話の方が情報伝達が早い、など電話に肯定的なイメージを持っている人(3)きちんと電話対応できる自信のある人(4)電話対応は完璧にしなくても大丈夫とリラックスして対処できる人(5)電話がかかって来たタイミングですぐに気持ちを切り替えて電話対応できる人(6)相手の都合を気にしすぎない人(7)耳から情報を受け取ることが得意な人(8)2つ以上の物事を同時に処理するのが得意な人、などです」

Q.電話に対する抵抗感や苦手意識を克服することは可能でしょうか。

小松原さん「もちろん可能です。抵抗感や苦手意識をうまく克服するコツは『行動面』と『心理面』を分けること。行動面としては、電話の経験が少ない人はどんどん電話をかけたり、受けたりする経験を積む。聴覚情報を受け取るのが苦手な人は、メモをあらかじめ手元に置いておくなど、どうしたら電話を取りやすいのかを考え、自分の負担を少しでも減らす環境から始めることです。次に心理面ですが、物事を『好き/嫌い』と感じるのは無意識の領域です。考えて(顕在意識で)『電話への苦手意識を克服しよう』と思っても難しい場合は無意識(潜在意識)からアプローチしましょう。電話は相手の迷惑になると考えている人は、(1)電話の相手を家族や友人、アイドルなどと思って話す(2)自分と電話することで相手は幸せな気持ちになると思って話す。電話で失敗することが怖い人は(1)うまく話せている自分をイメージする(2)自分がうまく対応できなくても、相手は自分が思っているほど気にしていないとイメージする。『イメージする』と聞くと、映画のように視覚的にイメージしようとして、うまくできないと思う人もいます。そんな人はイメージした時に感じる『幸せな感じ』『ふわふわする気持ち』『温かい気持ち』などの感情に意識を向けてみてください。幸せな感情と電話が結び付くと、電話が楽しいものになりますよ」

(オトナンサー編集部)

小松原幸恵(こまつばら・ゆきえ)

心理カウンセラー(ヒプノセラピスト)

米国催眠療法協会(ABH)認定ヒプノセラピスト、国際催眠連盟(IHF)認定ヒプノセラピスト、国際セラピートレーニング協会(ITTO)認定ヒプノセラピスト。ワイスインスティテュート(米国)前世療法プロフェッショナルトレーニング修了。日本レイキセラピスト教会認定レイキティーチャー。「Efficacy Japan」認定夢実現化コーチ。高倍率を勝ち抜いて公務員になるも、人生の方向性への迷いからヒプノセラピーによる心理カウンセリングを受け「人生は自分で切り開いていくもの」というメッセージを潜在意識から受け取り、人生を見つめ直す。心理カンセラー(ヒプノセラピスト)として活躍中。2013年に第1子を出産。リラクゼーションで痛みのない出産ができることを自ら実証し、その経験を元に「ココロと体の自由」を主軸にした「幸せ出産学」「ヒプノ出産学」のセミナーを開催し「子供がいることでさらに自由が拡大していくママ」の育成を目指している。和気あいあいとした雰囲気でクライアントの気持ちに寄り添ったセミナーは強い支持を得る。