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歯石除去が「痛い人」と「痛くない人」の違いは何? 痛みの「3つの要素」を歯科医師に聞いた

歯石除去時の痛みを軽減するには?

Q.歯石除去時に痛みが出やすい人の特徴について、さらに詳しく教えてください。

高谷さん「歯石除去時に痛みが出やすいのは、やはり、歯周病に罹患(りかん)している人です。日本人の歯周病の罹患率は30代以降から上がってきます。男女に有意差はなく、喫煙者や飲酒機会が多い人、間食が多い人、歯磨きの回数が少ない人(1日1回以下)は歯周病に要注意です。また、次の基礎疾患がある人は、『薬物性歯肉増殖症』に伴う歯周病罹患にも注意する必要があります。矢印の右側は、それぞれの治療薬で、かっこ内は、副作用による薬物性歯肉増殖症の発症率です。

・てんかん→フェニトイン(発症率50%)
・高血圧・狭心症→ニフェジピン(Ca拮抗剤)(発症率15~20%)
・免疫抑制剤→シクロスポリンA(発症率25~30%)

この他にも、歯肉増殖に寄与する薬剤は300種類ほどもあるといわれています。基礎疾患があり、常用薬がある人は、『歯の治療には関係ない』と自己判断せず、主治医の歯科医師に必ず報告しましょう」

Q.歯石除去時に痛みが出やすい人が、痛みを抑えたり軽減したりするにはどうすればよいのでしょうか。

高谷さん「歯石が付くことは、健康の観点でいえば『よくないこと』です。歯石除去が痛いからといって通院の間隔を長くすると、口内環境がまた悪化して、除去時の痛みがさらに強くなってしまいます。先述の通り、歯石が多く、硬いほど機器の出力が強くなりますし、除去に要する時間も長くなります。適切な通院間隔を、歯科医師と相談しましょう。歯石ができやすいと指摘されたり、自覚があったりする場合は通院頻度を上げることを検討してみてください。

日常の歯石予防には、歯垢の除去が肝心です。歯石予防効果のある歯磨き粉を使っても、歯垢が残っていては意味がありません。ブラッシングだけでなく、デンタルフロスも使って歯と歯の間にも歯垢を残さないように意識しましょう」

(オトナンサー編集部)

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高谷秀雄(たかたに・ひでお)

歯科医師(歯科口腔外科)

医療法人雄愛会高谷秀雄歯科クリニック院長・理事長。2008年、鶴見大学歯学部卒業。上尾中央総合病院、東芝林間病院歯科口腔(こうくう)外科にて2年間の研修医を経て、湘南東部総合病院歯科口腔外科にて常勤勤務。2014年、湘南美容外科・歯科クリニック分院長就任。2016年、宇都宮市で高谷秀雄歯科クリニックを開設。「断らない医療」をモットーに、患者さんとのコミュニケーションを大切にし、一人一人に合った歯科治療の提供を心掛ける病院を目指している。専門分野は親知らずの抜歯、口腔がんなど歯科口腔外科領域全般。審美歯科治療、インプラント治療も得意とする。高谷秀雄歯科クリニック(https://www.takatani-dental.jp)、公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCkrV-TGxGgYXDN1atx7bhNA/featured)。

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