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「コロナ太り」で糖尿病リスク増! 普段の食事で気を付けるべきことは?

ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー

Q.その他、注意すべきことはありますか。

有水さん「血糖値を下げるためや痩せるために食事を抜いたり、極端に炭水化物を抜いたりしないことです。先述の通り、近年は低糖質ダイエットもはやっており、実際に低糖質にすることで、体重が減少する方がいるのも事実です。ただ、3カ月など短期的に行うならよいですが、長期的に極端に糖質を減らしすぎることを続けてしまうのはおすすめしません。

なぜなら、ブドウ糖は脳のほぼ唯一のエネルギー源と言われている、とても大切なものだからです。人間は本能的に脳を守ろうとします。大切な脳のほぼ唯一のエネルギーであるブドウ糖の原料になる糖質を取らないということは、体に相当の負担をかけることになるといえるでしょう。『脳のエネルギーが不足する! どうにかしなくちゃ!』と危機感を覚えて、体の中でブドウ糖を作り出し、かえって、血糖値が上がってしまうなど逆効果になることもあります」

Q.最後にまとめをお願いします。

有水さん「太ることや糖尿病を予防するために、血糖値の急上昇を抑える食事の取り方をすることはとても効果的です。一方で、炭水化物など糖質の量を減らすのはよいですが、抜くことはおすすめしません。少なくとも白米100グラム程度は毎食取ることをおすすめします。白米の代わりに他の炭水化物(イモ類、トウモロコシ、カボチャなど)でもよいでしょう。

もし、糖尿病になっていて、悪化すると血糖を体内に取り込めなくなり、体重が減ることもあります。その場合は、痩せてきたから健康になったというわけではないので、注意が必要です。気になる方は一度、専門の病院で診てもらうことをおすすめします」

(オトナンサー編集部)

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有水友美(ありみず・ゆみ)

トータルヘルスアドバイザー、管理栄養士、日本糖尿病療養指導士

今さら聞くと恥ずかしい、身近な健康お悩み相談を分かりやすく解説する管理栄養士。腎臓病・糖尿病を改善させる唯一無二の管理栄養士として活躍中。その他、がんの手術前後、高血圧、脂質異常症などさまざまな病気の外来、および入院中の患者さんへ、延べ7000時間以上の個別栄養指導と外来糖尿病教室、糖尿病教育入院、母親学級などの集団指導や、腎臓病教育入院、併設人間ドックの栄養指導などを行い、多くの人々に希望の光を与え、笑顔にしている。2020年からは「コロナ太り」に悩む人へのメタボ対策などの健康ダイエット指導も行い、人気に。お互いのハッピーを生み出すヒロコマナーグループの健康部門担当として、企業などでの研修やセミナー、講演なども行っている。

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