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SNS「サイダーの味する」「おいしかった」 糖尿病検査で使う「トレーランG」→実際どんな味なの? 専門医に聞いてみた

糖尿病専門医の市原由美江さんにおいしいとうわさの「トレーランG」について聞きました。

「トレーランG」はおいしいの?
「トレーランG」はおいしいの?

 糖尿病の診断や妊娠糖尿病の検査で使用される「トレーランG」という薬品が、SNS上でおいしいと話題になっています。実際にSNS上では「トレーランGっておいしい、バリウムもこれくらいおいしいといいのに…」「トレーランG液、看護婦さんに『めっちゃ甘いから気を付けて!』って言われたけどおいしかった」「空腹やったからかめちゃくちゃおいしかった」「甘党の私にはこのトレーランGってのが口に合いすぎまして『お替り!』って言いたくなるくらいでした」といった声が多く上がっています。

 そこで、「トレーランG」はどういった薬品なのか、実際にどんな味なのかを「eatLIFEクリニック」(横浜市旭区)院長で、内科医・糖尿病専門医の市原由美江さんに聞きました。

甘いサイダーのような味が特徴

Q.そもそも、「トレーランG」とはどういった薬品なのでしょうか。製造される目的や使用用途も含めて教えてください。

市原さん「トレーランGにはトレーランG液50グラムとトレーランG液75グラムの2種類があります。それぞれ50グラム、75グラムのブドウ糖が含まれています。トレーランG液50グラムは、妊婦健診(妊娠中期、24週ごろ)で行われる妊娠糖尿病のスクリーニング検査に使われます。異常値が出るとトレーランG液75グラムを使った検査を行います。糖尿病の診断のために使用されるのはトレーランG液75グラムです」

Q.「トレーランG」を使用した検査が必要な人は、糖尿病が疑われる人が対象なのでしょうか。

市原さん「そうです。日本糖尿病学会では、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が6.0~6.4%、空腹時の血糖値が1デシリットル当たり110~125ミリグラム、または随時血糖値が1デシリットル当たり140~199ミリグラムの場合など、糖尿病の疑いがある人や境界型(糖尿病予備群)の診断や評価のために、トレーランG液75グラムを使った経口ブドウ糖負荷試験を推奨しています」

Q.SNSでは、「サイダーの味がする」という声がありますが、本当なのでしょうか。

市原さん「本当です。甘いサイダーのような味がします」

Q「トレーランG」がおいしいと感じる人と、おいしくないと感じる人がいますが、おいしいと感じる人ほど病気の疑いが強いというケースはあるのでしょうか。

市原さん「トレーランGは甘みが強いので、それをおいしいと感じるか感じないかは個人差です。感じ方の違いで病気の可能性は分かりません」

(オトナンサー編集部)

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市原由美江(いちはら・ゆみえ)

医師(内科・糖尿病専門医)

eatLIFEクリニック院長。自身が11歳の時に1型糖尿病(年間10万人に約2人が発症)を発症したことをきっかけに糖尿病専門医に。病気のことを周囲に理解してもらえず苦しんだ子ども時代の経験から、1型糖尿病の正しい理解の普及・啓発のために患者会や企業での講演活動を行っている。また、医師と患者両方の立場から患者の気持ちに寄り添い、「病気を個性として前向きに付き合ってほしい」との思いで日々診療している。糖尿病専門医として、患者としての経験から、ダイエットや食事療法、糖質管理などの食に関する知識が豊富。1児の母として子育てをしながら仕事や家事をパワフルにこなしている。オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/yumie6822/)。eatLIFEクリニック(https://eatlife-cl.com/)。

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