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交際14年で結婚、半年で離婚した34歳女性 夫の“同じ価値観”は仮の姿…

結婚自体がゴールではない

「長年付き合ってきたから」といっても、帰る場所が一緒になり、365日一緒にいるようになり、寝食を完全に共にするようになると、知らなかった部分が山のように出てきます。その昔、「成田離婚」という言葉が流行しました。1週間のハネムーンでも「げっ」と驚くケースがあるように、1カ月、半年、1年と一緒に暮らすうちに相手の嫌なところが目に付き、耐えられなくなるということがあるのです。

 人生100年時代、仮に35歳で結婚したとして、その先の人生は365日×65年として計算すると、2万3725日も一緒にいることになります。気が遠くなる日数です。「嫌だな」と感じることを減らしておかないとイライラ老人になってしまいます。

「恋人・夫婦仲相談所」でよく聞くのは「昔はこんな人じゃなかった」という言葉です。例えば、モーニングルーティンの違いだったり、お風呂のタイミングだったり、洗濯物の干し方だったり、いびきがうるさかったりと、1、2日なら目をつぶれたことが毎日続くと大きな問題になってしまうのです。ポイントは「違いを共有して歩み寄る努力ができる相手か否か」ということです。違いを受け入れ、歩み寄る。「長年、付き合ってきたんだから分かるでしょ」は言ってはいけない言葉です。

ナガハル交際の期間中、ずっと「結婚」というゴールを目指して頑張ってきた。やがて、そのゴールを手に入れて達成感を得る。そして、次なる努力をするモチベーションが落ちる――。このパターンは避けましょう。「結婚後、どんな夫婦になりたいのか」というビジョンがなく、結婚をゴールと捉えた場合に起こり得ます。結婚自体を目標にすると、燃え尽きる可能性があるのです。

 かつては私もそうでした。「この人、違うかも」と思いながらも「取りあえず結婚」という意思を優先させてしまい、傷つくことになりました。どんな人生を自分が歩みたいのか、明確なビジョンを描くとよいでしょう。パートナーが支えてくれる場合もあれば、逆に邪魔をしてくる場合もあると知っておくことです。

 何を手に入れるために結婚するのか、自分に問い掛けてください。自分の幸せの形は自分にしか分かりませんし、決して人と同じではないのです。自分自身を満たすために必要なものがくっきり浮かび上がったときが、ナガハルの相手と結婚について話し合う時期です。ナガハルを終えて、新しい人生の幕開けを迎えると同時に、次なる夢を2人で話し合えますように。

(「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美)

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三松真由美(みまつ・まゆみ)

恋人・夫婦仲相談所 所長(すずね所長)・執筆家

夫婦仲・恋仲に悩む女性会員1万3000名を集め、「結婚・再婚」を真剣に考えるコミュニティーを展開。セックスレス・ED・女性の性機能に詳しく、性を通して男女関係をよくするメソッドを考案。20代若者サークルも運営し、未婚世代への結婚アドバイスも好評を呼ぶ。恋愛・夫婦仲コメンテーターとしても活躍中。著書は「夫婦の『幸せ循環』を呼ぶ秘訣」(講談社)「モンスターワイフ」(同)「40歳からの女性ホルモンを操る53の習慣」(扶桑社)「堂々再婚」(wave出版)など多数。コミック「『君とはもうできない』と言われまして」(KADOKAWA)の監修も手掛ける。恋人・夫婦仲相談所(http://fufunaka.com/)、公式LINEアカウント(https://lin.ee/oTQa13s)、公式note(https://note.com/suzune_16)。

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