オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

精神科医がビジネスマンに警鐘! 睡眠6時間以下は命の危険、徹夜自慢も無意味

睡眠不足は「命」を削る

 睡眠不足により、どのような影響があるのでしょうか。睡眠不足のデメリットには次のようなものがあると樺沢さんは指摘します。

「大きくは次の4つです。病気になる、寿命が縮む▽仕事のパフォーマンスが著しく低下する▽太る▽認知症になる。研究によって幅がありますが、睡眠時間6時間以下の人は、そうでない人と比べて、がん6倍、脳卒中4倍、心筋梗塞3倍、糖尿病3倍、高血圧2倍、風邪が5.2倍、認知症5倍、うつ病5.8倍、自殺が4.3倍です。ある研究では、死亡率が5.6倍ともいわれています」

「睡眠時間を削ると『命の回数券』と呼ばれる『テロメア』が短くなります。テロメアは染色体の末端にあり、細胞分裂をするごとに短くなっていきます。テロメアがなくなると、それ以上の細胞分裂ができない、つまり、テロメアは寿命と深い関係があります。ノーベル生理学・医学賞を受賞したエリザベス・ブラックバーン博士らの研究によると、睡眠時間5~6時間の高齢者のテロメアは短く、睡眠7時間の高齢者は一般的な中年のテロメアと同程度か長いと報告しています」

 睡眠負債を侮ってはいけません。徹夜続きで睡眠時間が短いことを自慢している人がいますが、それは危険なことかもしれません。睡眠に問題を抱えているなら、睡眠不足、睡眠負債、睡眠障害のどれに当てはまるか理解し、「睡眠改善」の方法を実践しなければいけません。

(コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之)

1 2

尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

筆者への連絡先
FB:https://fb.com/bito1212
TW:@k_bito

コメント