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夫は30点 本命も捨て、新たに2人を“開拓”したワイルド妻の「コロナ不倫」【#コロナとどう暮らす】

「本命」だけでなく、さらに…

【本命の不倫相手と会えず、自転車圏内で別の不倫相手を2人見つけ…さや香さん(仮名、40代中盤)のケース】

 自宅近くの食品会社で事務仕事をしている、さや香さん。夫との仲について「100点満点でいえば30点くらい」といいます。暑い時期はステテコとランニングシャツで歩き回ったり、目の前でおならをしたり…次男が生まれてからは、さや香さんを女性として見てくれたことが一度もなく、“母親”や“お手伝いさん”、またあるときは“友達”のような20年間だったそうです。

 2年前、元職場のパーティーに招待され、気になっていた上司と再会してから不倫が始まりました。コロナ禍の外出自粛中も彼とLINEを交わすたびに会いたい欲求が高まり、「こっそり会いたい」と申し出ます。

 しかし、彼は「リモートワークで平日は出掛けられないし、休日は妻に外出の言い訳ができない」ときっぱり。その上、「もし、陽性になって経路をたどられると関係は終わりだ」とたしなめられます。

 彼と会えない上、夫と一緒の時間が長くなり、ストレスはたまるばかり。さや香さんは営業中の美容院を探し、ヘアカットに行くことに。電車は乗りたくないので、自転車圏内で探したそうです。「うっとうしい夫と離れて、気分転換したかった」といいます。

 その美容院は、店長と見習い生の2人で時短営業中。店長が丁寧に髪を洗ってくれたり、「店は自粛で大変ですよ」と世間話をしてくれたりして、ささくれていた気分がスッと和らぎました。

 その後、手作りパンを持って美容院に通うようになります。毎回、閉店前の時間にシャンプーを予約。そして、客が少なく、見習い生を休ませている日を見計らって、店長を誘いました。「私、夫とは別居してるの。コロナで心細いわ」と、うそをついて。

 年下で独身の店長は、誘いに乗ってきました。ラブホテルの2時間休憩、お風呂でしっかり体を洗い流し、アルコールで念入りに手を消毒して体を重ねます。「電車に乗りたくない」と言いながら、相手と濃厚接触。「矛盾している」と思いましたが、不倫自体が矛盾しているので、詮索はやめました。それからも、美容院の「その日最後の客」として予約し、ホテルに行っているそうです。

夫婦で話し合うきっかけに

 さや香さんのワイルドぶりはとどまることを知らず、今度は子どもの同級生の父親と散歩中に会い、「休校のことで、心配事があるから話しましょうよ」と話題を振り、LINEで日時を決めて、時々2人で会うように。在宅ワークの夫たちが平日の午後、息抜きでの散歩中に「不倫に罪悪感を持たない女性」の甘い言葉に誘われると、厄介なことになるかもしれません。

「前の不倫相手とはもう会わないのですか」と尋ねてみました。

「はい、新しくできた美容師の彼と続けたいと思います。奥さんの監視下だとなかなか会えない時代になりましたから、相手が独身だと気が楽です。○○くんのパパは、マスクしておしゃべりするくらいでいいです」

 妻たちの敵ともいえる、いやらしい言葉ですね。「自粛中の不倫、不届き千万」という声が聞こえてきそうです。家族にコロナをうつすリスク、バレたときに周りを傷つけるリスク…数々のリスクを抱えながら、なにゆえ続けるのでしょうか。

 さや香さんはコロナ前から不倫を始め、自粛中に二股不倫をするという極めて特異な例です。しかし、不倫で女性としての承認欲求を満たし、自粛中はストレス解消が目的という点は、共通する人もいそうです。

 他にも「LINEで不倫相手とつながることで、ステイホームを乗り越えられた。早く会いたい」と願う人、「コロナの不安な状況で、頼れるのはやっぱり不倫相手だ」という人もいます。感染に対する厳重警戒が求められる中、「密な接触を避けなければ」と感じながらも会わずにいられない“本気恋愛”の不倫カップルもいます。しかし、不倫継続を選ぶ前に、アフターコロナの夫婦関係をどう変えていくのかを考えることがベストな選択です。

 皆さんの予測はどうでしたか。「コロナ不倫」という議題のもと、夫婦会議をしてみる機会になればと思っています。

(「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美)

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三松真由美(みまつ・まゆみ)

恋人・夫婦仲相談所 所長(すずね所長)・執筆家

夫婦仲・恋仲に悩む女性会員1万3000名を集め、「結婚・再婚」を真剣に考えるコミュニティーを展開。セックスレス・ED・女性の性機能に詳しく、性を通して男女関係をよくするメソッドを考案。20代若者サークルも運営し、未婚世代への結婚アドバイスも好評を呼ぶ。恋愛・夫婦仲コメンテーターとしても活躍中。また、フェムテックの分野で女性を支援する企業「Glad」を創業し、新しいサービスを手掛けている。著書は「夫婦の『幸せ循環』を呼ぶ秘訣」(講談社)「モンスターワイフ」(同)「40歳からの女性ホルモンを操る53の習慣」(扶桑社)「堂々再婚」(wave出版)など多数。コミック「『君とはもうできない』と言われまして」(KADOKAWA)の監修も手掛ける。恋人・夫婦仲相談所(http://fufunaka.com/)、公式note(https://note.com/suzune_16)、Glad(https://www.glad.tech)。LINE登録で「夫婦仲チェックシート」を無料プレゼント(https://fufunaka.com/archives/lp/line)。

コメント

2件のコメント

  1. それくらいは今時皆んな経験あるでしょ…
    男尊女卑の時代じゃ無いんだから、既婚女性だって皆んな
    自由恋愛くらい楽しみますよ。

  2. 主婦の不倫ぽいカップルはかなり見る。駐車場とか
    時代だねー