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ハゲない、だけど不遇…!? 「カッコいい白髪」を認めない日本的価値

「カッコいい白髪」なんて、正直ムリ

 少し話はそれますが、マリー・アントワネット王妃が亡命に失敗した際、ひと晩で全ての髪が白髪になり、鏡を見て悲鳴を上げたという逸話が残っています。これは、精神的ショックから血液循環が悪くなり、毛の皮質細胞が緩み、その中に気泡が入って起こったものと考えられています。その空気が光を反射し、白く見えたというのです。

 この逸話がどこまで真実なのかは甚だ疑問ですが、ストレスはそれほどまでに、髪に影響を与えるという、都市伝説的なストーリーだと筆者は考えています。

 そういえば、よく「カッコいい白髪」といいますが、正直難しいのではないでしょうか。筆者は、吉川晃司かブラックジャックくらいしか思い浮かびません。しかも男性。“永遠のアイコン”吉永小百合はばっちり黒髪です。これでは、女性が白髪をポジティブに捉えることなど、ハートが相当強い人でなければ無理でしょう。唯一、希望があるとしたら、夏木マリのように、アーティスト的観点から白髪を捉えることでしょうか。

 そうであれば、物理的に立ち向かうしかありません。「黒髪の中に白髪」よりも「金髪の中に白髪」の方が目立ちにくいため、全体的に明るくするのもアリでしょう。その中で、ハイライトカラーをかぶせたりしたら、結構ごまかせるかもしれません。しかし、それは結局、ヘアカラーに頼ることなのですが。

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藤野未雪(ふじの・みゆき)

医師、健康エッセイスト

1980年広島生まれ。2010年東京医科大学医学部卒業。2012年同大病院形成外科入局、2014年都内クリニック勤務、2016年漢方養生指導士初級取得。趣味は野球観戦(カープ女子)、ゲーム(ドラゴンクエストシリーズ)、旅行。公式ツイッター(https://twitter.com/HoneymilkOn)。

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