薄毛とマイナス思考の原因は「便秘」にあった
便秘と薄毛とマイナス思考――。一見すると、無関係のようにも思える3者ですが、実は大きな関係性がありました。

「便秘になると、薄毛のマイナス思考人間になる可能性があります」
そう話すのは、ブログ「Happy Rebody」を運営する、管理栄養士の林さちこさんです。便秘と薄毛とマイナス思考。一見、無関係に見える3者ですが、一体どのような関係があるのでしょうか。
「たかが便秘」とバカにしてはいけない
腸内で悪玉菌が増殖することで引き起こされる便秘。林さんによると、その結果、腸内環境が乱れて、未消化のタンパク質や消化することのできない添加物が腸壁から血液に吸収され、汚れた血液が全身を巡ってしまうといいます。
「これらの不要物は、体を健康に保とうとする代謝力を下げてしまいます。その結果、健康な毛髪を育てる力も下がり、薄毛を招きやすくなるのです」
マイナス思考は「幸せホルモン」と呼ばれる脳内物質、セロトニンが不足することが原因の一つと言われています。そのセロトニンはトリプトファン、ハイドロキシトリプトファンと呼ばれる物質を経て生成されます。このトリプトファンは健康な腸内で作られる物質であることから、便秘になると生成されず、マイナス思考につながるようです。
「トリプトファンから、ハイドロキシトリプトファンへ変換される際に、ビタミンCやビタミンB群を使うのですが、これらもトリプトファン同様、健康な腸内で作られます。また、セロトニンは腸の蠕動(ぜんどう)運動を促す作用もあるため、分泌されないと便秘になりやすくなります。ストレスを感じると便秘になるのはそのためです」
さまざまな物質がさまざまな要因でつながっています。「たかが便秘」とバカにしていると、後で「しっぺ返し」を食らうことになるようです。
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