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ヨーグルトが“便秘解消”に効果的って本当? 「効かない」「体質次第」…栄養士に聞く

便秘解消に「ヨーグルト」が効果的だとネット上で話題に。その真偽についてさまざまな意見が上がっていますが、専門家の見方はどのようなものでしょうか。

便秘解消にヨーグルトは効果的?

 女性を中心に悩みを抱える人も多い「便秘」ですが、その解消に効果的な食べ物として「ヨーグルト」がネット上などで話題となっています。ヨーグルトの効果を実感している人がいる一方、「効かない」という人や「体質による」「効く時と効かない時がある」という人など、その真偽をめぐってさまざまな声が見受けられます。ヨーグルトには実際、便秘解消効果があるのでしょうか。管理栄養士の川村郁子さんに聞きました。

腸内環境の悪化による便秘のパターン

Q.ヨーグルトは便秘解消に効果があるのですか。

川村さん「便秘には、腸の機能低下によるもの、薬剤によるもの、ストレスによるもの、栄養不足によるものなどさまざまな原因があります。中には、原因不明のものやそれぞれの原因が複雑に組み合わることで便秘になる方もいます。今回対象となるのは、食生活の乱れによって腸内環境が悪化し、便秘になったパターンです。ヨーグルトには、乳酸菌やビフィズス菌が含まれており、これらが腸内環境を整えることで便秘解消に効果があると言われています。しかし、ヨーグルトの原材料である乳製品が体質に合わない方や、他の栄養素が不足しているために、ヨーグルトをいくら食べても効果がない方もいます」

Q.便秘解消に必要な栄養素や、それらを多く含む食材について教えてください。

川村さん「便秘解消のために、まずは『プロバイオティクス』と『プレバイオティクス』の両方をバランス良く食べるようにするとよいでしょう。プロバイオティクスは乳酸菌やビフィズス菌のことで、腸内環境に良い働きを与える菌自体のことです。主にヨーグルトやキムチ、漬物、みそ、納豆などに含まれます。プレバイオティクスは、これらプロバイオティクスのエサとなる物質のことでオリゴ糖などがこれに当たります。穀類やイモ類、豆類、海藻類などに含まれます。これらを、どちらか一つだけではなく、どちらも意識的に食べることで腸内環境が整いやすくなるので、ヨーグルトだけで効果が出なかった方はどちらの食材も食べるようにするとよいでしょう。たとえば『納豆ごはんにとろろ昆布を加える』『みそ汁にイモ類を加える』などです。また、忙しくてなかなか休めない方は、休息を取る、睡眠時間を確保する、運動でリフレッシュするなど少しずつでもよいので、総合的な便秘対策をしてください」

(オトナンサー編集部)

川村郁子(かわむら・いくこ)

管理栄養士、元気ごはん研究家

福岡県出身。自身が太っていたことからダイエットに興味を持ち管理栄養士の道へ。病院管理栄養士を経験した後、2012年に独立。服部栄養専門学校講師、発酵食の研究、飲食店のメニュー監修、ラジオパーソナリティーなどを行いながら、忙しい現代人向けの「カンタンにできる元気ご飯」を提案している。メディアには、自身の名前を一部使った“食育子(しょくいくこ)”として出演。公式ブログ(http://shokuikuko.net/)。