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なぜ“ママ”は銀座だけ? 一見の意味、一流の飲み方…「夜の銀座」入門編

なぜ銀座だけ「ママ」なのか

 ところで、夜の街は銀座以外にもたくさんあります。新宿、渋谷、六本木…ところが、「ママ」の肩書は銀座が一番しっくりきます。新宿のママ、渋谷のママ、六本木のママ…いまいち、ピンときませんね。

 これは、銀座でかなり飲み歩いている人から聞いた話です。銀座のクラブは「永久指名制」です。担当ホステスが店を辞めるまで客の世話を焼くことになります。担当ですから、体調がすぐれないようであれば察した行動が求められます。永久担当ですから「ママ」なのです。母親のように保護してくれるという意味合いがあるのです。

 また、銀座というのは「社長だから」「金持ちだから」とありがたがられる街ではありません。文化と経済は両輪で、旦那衆やタニマチに象徴されるように成功者が次の世代を育てる文化があります。ネットがない時代、銀座は謎めいた街でした。銀座に飲みに来る人を教育すること、つまり「ママ」としての役割があるわけです。

 成功とは何か、一流とは何か、暗黙のルールとは何か。皆さまが夜の銀座に興味を持つ機会になれば幸いです。

(コラムニスト、著述家 尾藤克之)

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、著述家 尾藤克之

コラムニスト、著述家。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。代表作として『頭がいい人の読書術』(すばる舎)など21冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も絶賛公開中。

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