正しく覚えよう! 「日本茶」の種類とおいしい淹れ方
来客時など日常のさまざまなシーンで利用する「日本茶」ですが、その種類はさまざま。それぞれに味わいの特徴や淹れ方が異なるため、ここでしっかりと学んでおきましょう。マナーの専門家に聞きました。

来客があった場合などに出すことの多い「日本茶」ですが、その種類はさまざまであり、それぞれに味わいや淹(い)れ方が異なります。
オトナンサー編集部ではそれぞれの特徴について、ビジネスシーンや日常生活のマナーに詳しい、マナーコンサルタントの川道映里さんに聞きました。
甘く、まろやかな味が特徴の玉露
日本茶は、栽培方法、摘採時期、製造工程などの違いによって、さまざまな種類があります。それぞれの特徴とおいしい淹れ方は以下の通りです。
【玉露】
日本茶の中では最高級のお茶です。渋みが少なく、甘くまろやかな味が特徴です。また、「覆い香」と呼ばれる特有の香りも楽しめます。
淹れ方は、はじめにお湯を湯のみ茶碗に注ぎます。お湯を50~60度くらいまで冷まして、茶葉を入れた急須に移します。約2分待ったら、湯のみ茶碗の7分目まで均等になるように注ぎます。
【煎茶】
渋みとうまみのバランスが良い日本茶の代表格です。さわやかな香りに加え、お湯の温度が高いと渋みが、低いと甘みが出るため、好みに合わせて風味が楽しめます。
淹れ方は、はじめにお湯を湯のみ茶碗に注ぎます。お湯を70度くらいまで冷ましたら、茶葉を入れた急須に移します。約1分待ったら、湯のみ茶碗の7分目まで均等になるように注ぎます。
【番茶・ほうじ茶】
「晩茶」とも書くように、遅い時期に摘んだお茶です。苦みが少なく、喉越しが良いため、特に食後のお茶に適しています。また、番茶を高温で炒ったものは「ほうじ茶」と呼ばれます。
淹れ方は、茶葉を大きめの急須(もしくは土瓶)に入れ、80度以上の熱湯を直接注ぎます。最後に、30秒ほど待ってから、厚めの湯のみ茶碗の7分目まで均等になるように注ぎます。
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