正しく覚えよう! 「快気祝」と「お見舞い」の使い分け
入院している知人に見舞金を送る場合、「快気祝」とするのが正解でしょうか、それとも「お見舞い」とするのが正しいでしょうか。実は、快気祝とは本来「快気之内祝」の略で、お見舞いへのお礼に使用する言葉です。
入院中の知人に見舞金を送る際、「快気祝」とするか、「お見舞い」とするかで悩んだ経験がおありではないでしょうか。
四国・徳島を拠点に、全国で活躍中のマナーコンサルタント、川道映里さんによると、快気祝は「快気之内祝」を略したもので、病気が治った後、お見舞いへの返礼をする時に使う上書きのこと。「つまり、お見舞いには使用しません」(川道さん)。
この場合は「祈御全快(きごぜんかい)」とするのがベストだそう。また、目上の人へのお見舞いの場合は「お伺い」などの上書きにするほか、「御見舞」や「お見舞い」でもよいそうです。封筒は、のしや水引(飾り紐)がないものを使います。
ちなみに、退院時のお返しに快気祝を送る際は「繰り返すことのないように」との意味を込めて「水引は『結び切り』という固い結び方をするようにします」(川道さん)。
(オトナンサー編集部)
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