「裏を表に」がポイント! 訪問先でコートを脱ぐ時のマナー
寒い冬に欠かせない「コート」ですが、大事な訪問先に着ていく場合のマナーにまで気を使っている人は少ないかもしれません。しかし、優れた相手であればあるほど、あなたの行動はつぶさに観察されていますよ。

冬の定番アイテムといえば「コート」ですが、大事な取引先などに着ていく際のマナーに十分注意したいものです。相手が一流であればあるほど、その所作を観察されて、本人ひいては会社の評判や取引に影響を与えてしまうからです。
マナーコンサルタントの川道映里さんによると、コートやマフラー、手袋などの防寒具は、訪問先に入る前に脱ぎ外すのがマナー。マフラーや手袋はかばんの中にしまい、コートは裏を表にして、「三つ折り」で左腕にかけるのがポイントです。コートを表向きのまま持ち込むと、表面についた塵などが落ちやすく、汚れがあれば見えてしまいます。
靴の「底」にも意識を向ける
訪問時には、「靴の表面」はきれいに磨いている人は多いようです。「そこで面倒かとは思いますが、『靴の底』にまで意識を向けることもマナーの一つと言えます」(川道さん)。来訪者が帰った後にカーペットや床が汚れていた、ということはよくありますが、その印象は決してプラスには評価されない現状があるといいます。
特に雨の日などは「滑り防止」という安全性の面からも、玄関マットがあれば、そこで2、3回足踏みをして靴底をきれいにさせてもらうとよいそう。また、訪問前に靴を履き替えるなどのひと手間をかけることもオススメです。
「訪問先には塵や汚れを持ち込まない、という相手に対する配慮の気持ちを持てるかどうかが、マナーの視点からは大切だと考えます。表面的には見えない靴底にまで配慮していることは決してマイナス評価にはならないでしょう」(川道さん)
(オトナンサー編集部)
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