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スーパーはなぜ必ず「野菜売り場」からスタートするのか

大小さまざまあるスーパーですが、入り口に野菜コーナー、そこからグルっと回るように肉、魚、お総菜、という順番が一般的です。果たしてそこにはどんな意味が隠されているのでしょうか、専門家に取材しました。

色とりどりの商品が並ぶスーパーの野菜コーナー

 私たちの暮らしに欠かせないスーパーですが、その種類は、大手から地域密着の小さなお店までさまざまです。しかし、どこのスーパーでも、大抵は入り口付近に野菜(果物)売り場があり、出口に向かって店内をグルっと回るように肉、魚、最後にお総菜、という売り場の順番になっていることに気づくはずです。

 この順番にはどんな意味があるのだろうか――。気になったオトナンサー編集部の記者が、オール日本スーパーマーケット協会の戸田康治・経営企画グループマネジャーに取材しました。

ルールではないが教育マニュアルには掲載

 戸田さんによると、「野菜→肉→魚→お総菜」または「野菜→魚→肉→お総菜」という順番は“ルール”というほど大げさではないにしろ、大手スーパーの新人教育マニュアルなどには必ず載っている知識だそうです。近年では、いきなりお総菜コーナーになる店舗もありますが、ほとんどのスーパーがこの順番を踏まえています。

 それでは、最初に野菜売り場を置く理由は何でしょうか。

 一つ目は、野菜類が買われる頻度が高いことです。家庭で作る肉料理でも魚料理でも、野菜を全く使わない献立というのはあまりありません。

 二つ目は、お客さんが買い物をしながら献立を考えられるようにするためです。買い物に来た段階では献立が決まっていない人が多いため、野菜を軸に献立を考えられるように、野菜を入り口付近に配置しています。野菜を決めた後に肉や魚を買って、最後にもう一品、食卓に添えられるお総菜を置いているのです。

 三つ目は、店舗を訪れたお客さんの購買意欲をかき立てる意味があります。同じような色になってしまいがちな肉や魚とは違い、季節感たっぷりで色とりどりの青果類が入り口にあるとそれだけで華やかになります。

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