オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

たかが1票、されど1票…「1票」が大きな意味を持った過去の選挙まとめ

くじで町長が決まったケースも

 候補者ではなく、別の人がくじを引いて決着したケースもあります。京都府の舞鶴市選管に聞きました。

Q.2014年11月の市議選(定数28)の結果を教えてください。

担当者「28位に2人が1057票で並び、公選法に従って、くじで当選者を決めました」

Q.くじを引いたのは。

担当者「選挙長です。舞鶴市の選挙管理委員長が選挙長を務めており、くじを引きました。2候補の届け出番号を記した『くじ棒』を抽選箱に入れ、選挙長がくじ棒を引いて決定しました」

Q.なぜ、候補者や陣営の関係者にしなかったのですか。

担当者「公選法には、『選挙長がくじで定める』とあります。具体的なやり方は公選法にはなく、過去の事例も参考にして選管で話し合い、選挙長が引くことにしました」

Q.落選した候補と選管委員長がその後、気まずくなったということはないのでしょうか。

担当者「法に従って行っておりますので、特にそういうことはありませんでした。異議申し立てもありませんでした」

 議員選ではなく、町長選がくじ引きで決着した町もあります。青森県大鰐(おおわに)町の選管に聞きました。

Q.2010年6月の町長選の結果を教えてください。

担当者「立候補者2人が、ともに3524票で並びました。選挙長がくじを引いて、新人として立候補していた現在の山田年伸町長が当選者に決まりました。相手候補は当時の町長でした」

Q.くじ引きはどのように行ったのですか。

担当者「急きょ、『1番』『2番』と印刷した紙を用意しました。2枚の紙を折り畳んで大きな封筒に入れ、選挙長が中身をかき混ぜてから紙を引いて、『あなたはこっちの紙』『あなたはこちら』という感じで2候補に手渡し、2人が同時に紙を開いて決定しました」

Q.くじ引きで町長が決まったことについて、町民はどう受け止めたのでしょうか。

担当者「当時の報道では、『抽選の結果で決まるのは納得できない』という人や『もう一回選挙をやった方がよいのでは』という町民もいたようです」

Q.その後の町長選は。

担当者「2014年も2人が立候補して、山田町長が再選。2018年は無投票で山田町長の3選が決まりました」

 きょう投じるあなたの「1票」が、当落を分けるかもしれません。

(オトナンサー編集部)

1 2

コメント