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4月は大丈夫だったのに…子どもの交通事故、なぜ5月&6月に急増? 元刑事が教える“慣れ”克服する5つの習慣

事故防止のために子どもに身に付けさせたいこと5選

 では、子どもの安全を守るために、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。次の5つの習慣を身に付けさせるのがお勧めです。

【交通】
・通学路を一緒に歩いて危険箇所をしっかりと伝え、そこで「止まる」「確認する」「手を挙げる」といった行動を習慣化させる。

【誤飲】
・家庭内では、誤飲につながる物を手の届かない場所に置く。

【窓、ベランダ】
・窓やベランダ周辺に足場を作らない。

【プール、水辺】
・プールや海辺、川辺などの水場では、大人が「見ているつもり」ではなく、監視を担う役割を明確にし、目を離さない体制を取る。

【教育】
・子どもに対して、ただ「気を付けて」と注意するのではなく、「なぜ危ないのか」「どのような行動をすれば危険を避けられるのか」ということを具体的に根気強く繰り返し教える。

 5月、6月は、子どもの事故が実際に増えてくる時期です。交通事故においては、通学への慣れによって確認行動が省略され始め、水の事故では屋外活動の増加によって水との接触機会が増え、家庭内では生活動線で油断が生まれます。

 いずれも共通しているのは、大人、子ども共に「環境に慣れたこと」と「行動が変化したこと」によって、それまで抑えられていた事故のリスクが顕在化しているということです。

 つまりこの時期は、事故が単に増えるというよりも、事故につながる変化が始まるタイミングと言えます。この時期に今一度、子どもの行動や置かれている環境を見直すことが、事故の予防につながっていくため、ぜひ意識してみましょう。

(治安戦略アナリスト・危機管理スペシャリスト 小比類巻文隆)

【豆知識】「えっ…」 これが「事故死」から子どもを守るために身に付けさせるべき“5つの行動”です!

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小比類巻文隆(こひるいまき・ふみたか)

元警視庁警部補/治安戦略アナリスト・危機管理スペシャリスト

30年にわたって警察官として勤務し、危機管理の第一線を歩んできたスペシャリスト。1993年に警視庁へ入庁後、爆弾処理班を経て中国語通訳捜査官、さらに国際捜査官として、銃器・薬物犯罪を中心に情報収集や秘匿捜査、海外組織による密輸入事案の解明に従事。殺人・強盗・誘拐など重大事件の捜査本部にも多数参加。2023年に退官後は、警察での実践経験を社会に還元すべく、講演や執筆、メディア対応など幅広く活動中。現場のリアルを伝える、数少ない治安専門家のひとり。【公式サイト】https://kohiruimaki-fumitaka.info/contact

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