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香港の世界最高齢パンダが「安楽死」、日本では法的に認められるのか

香港のパンダ・佳佳が38歳で亡くなりました。病気の痛みを長引かせないために、遊園地が安楽死させたと報じられています。もし同様のケースが日本で発生した場合に「動物の安楽死」は認められるのでしょうか。

日本で動物の安楽死は認められるのだろうか…

 香港の世界最高齢ジャイアントパンダ・佳佳が10月16日、38歳で亡くなりました。人間の114歳に相当するそうです。以前から体調を崩していたという佳佳。病気の痛みを長引かせないために、管理する遊園地が安楽死させたことが報じられています。

 今回の安楽死は「苦痛を長引かせないため」との理由で行われましたが、日本において「動物の安楽死」は法的に認められているのでしょうか。またそうであるとすれば、その基準はどのようなものでしょうか。

 オトナンサー編集部では、弁護士の藤原家康さんに話を聞きました。

一定の場合に安楽死させることができる

 藤原さんはまず、人間の安楽死について、「解釈上の要件を満たせば、安楽死は合法と考えられていますが、その要件を満たさず、殺人罪が成立してしまった判例もあります」と話します。

 それでは、動物の安楽死の場合はどうでしょうか。

 動物は人間とは異なり、安楽死についてはそもそも法律や基準が存在しません。しかし「一定の場合には、法的に動物を安楽死させることはできるでしょう」(藤原さん)。

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藤原家康(ふじわら・いえやす)

弁護士

東京大学法学部第一類卒業。2001年10月弁護士登録(第二東京弁護士会)。一般民事事件・刑事事件・家事事件・行政事件・破産事件・企業法務などに携わる。日本弁護士連合会憲法委員会事務局次長、第二東京弁護士会人権擁護委員会副委員長などを歴任。中学校・高校教諭免許(英語)も保有する。TBS「ひるおび!」「クイズ!新明解国語辞典」「夫婦問題バラエティ!ラブネプ」、フジテレビ「お台場政経塾」などメディア出演多数。