オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

アルコール、カフェインで「夏バテ」が悪化!? 夏バテ中に“避けた方がよい”食べ物を管理栄養士が解説

暑い時期に多くの人が悩まされる「夏バテ」。悪化させてしまう食べ物はあるのか、管理栄養士の岸百合恵さんに聞いてみました。

夏バテ中に“避けた方がよい”食べ物は?
夏バテ中に“避けた方がよい”食べ物は?

 暑い時期に多くの人が悩まされるのが「夏バテ」です。食欲不振に陥ったり、体がだるくなったりすることが多いですが、食べ物が原因で夏バテが悪化する可能性はあるのでしょうか。そこで、管理栄養士の岸百合恵さんに聞いてみました。

揚げ物や、焼き肉などをいきなり食べるのは逆効果

Q.夏バテを悪化させてしまうなど、夏バテになってしまったときに避けた方が良い食べ物はありますか。

岸さん「夏バテしたときや食欲がないときは、食べやすい冷たいものだけで済ませてしまいがちですが、同じものばかり食べていると、栄養が偏るためより夏バテを悪化させてしまいます。もちろんそうめんやアイスなど冷たいものを取り続けると胃腸の冷えにより消化機能が落ち、下痢や消化不良を招いてしまいます。また、冷たい清涼飲料水やアイスは、砂糖による糖分の多さもあり、血糖が乱高下することで体のだるさを助長します。

しかし、スタミナをつけようととんかつなどの揚げ物や、焼き肉などをいきなり食べるのも逆効果です。夏バテで弱っている胃腸に脂質が多いものは負担が大きく、消化に時間がかかります。また、コーヒーやエナジードリンクなど、カフェインが多い飲み物は利尿作用があるため、発汗により水分不足になりがちな時期の水分補給には不向きです。同じようにアルコールも強い利尿作用があり、脱水や熱中症を招く可能性があるため、摂取の仕方には注意が必要です」

Q.体調次第で夏バテになる可能性がある食べ物について、教えてください。

岸さん「香辛料は胃の働きをよくし、消化を助ける効果があります。また、酢やレモンなどの酸味は唾液や胃酸の分泌を促し食欲を増進させるため、これらを夏バテ予防や食欲がないときに上手に取り入れるとよいのですが、胃腸が弱っているときは香辛料や酸が胃壁への直接的な刺激となり、逆効果になることがあります。

先述の冷たいものやアルコール、カフェイン、脂質が多いものもさらに胃腸を刺激してしまったり、消化に負担がかかったりするため、胃腸の不調から夏バテを引き起こす可能性があります。

元気なときには積極的に摂取したいものも、体や胃腸が不調なときなどは控えた方がよいことがあるため、そういったときには調味料を控えめにして、脂質の少ない食材をゆでる、煮るなどの調理法で摂取するとよいでしょう」

Q.夏バテを引き起こす可能性がある食べ物の組み合わせについて、教えてください。

岸さん「昔から食べ合わせが悪いと言われている『ウナギと梅干し』『天ぷらとスイカ』『ナスとそば』など多岐にわたりますが、その食材に含まれる一つの栄養素に対して言われることが多いです。

それぞれの食材にはさまざまな栄養素が含まれるため、よく言われるように体を冷やしたり消化不良や吸収を阻害したりする組み合わせがあったとしても、他の食材を一緒に組み合わせたり、調理法を工夫したりすれば大きな問題はありません。むしろ他の栄養素によって相乗効果があったり、吸収効率が上がったりすることもあります。

特定の組み合わせを気にしてその食材を摂取しないのではなく、全体のバランスや体を冷やさないポイントを意識していきましょう」

(オトナンサー編集部)

【要注意!】「えっ…!」 これが、食べると「夏バテ」が悪化する食品“8品”です!

画像ギャラリー

岸百合恵(きし・ゆりえ)

プロボクサー、管理栄養士、日本糖尿病療養指導士

病院食の管理・調理業務や企業での特定保健指導を経て、生活習慣病診療を専門とするクリニックにおいて5年間、栄養指導を実施。アスリートとしても夢を追い掛け、2017年に日本ボクシングコミッション(JBC)のプロテストに挑戦し、一発合格。「闘う管理栄養士」として、チャンピオンを目指して日々トレーニングに励みながら、ボディーメークや健康管理の指導を行う。現在は、スポーツ・睡眠歯科分野の診療を行う歯科医院で、アスリートへの食事指導や、一般患者へのダイエット、フレイル・サルコペニア予防の指導を行う他、内科クリニックで生活習慣病患者に対する食事指導を行っている。

岸百合恵(きし・ゆりえ) 関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

ライフ 最新記事

ライフの記事もっと見る

コメント

CAPTCHA