「おビール」「お原稿」…よかれと思って過剰に使われる「お」や「ご」に専門家が抱く“違和感と懸念”
相手への敬意からなる「本心からの使用」を
Q.過剰な「お」や「ご」を使用しないためには、どのような点に気を付ければよいでしょうか。
西出さん「『とりあえず、型を身に付けておけばよい』という時代は終わりました。繰り返しますが、それを使用する目的が大事です。自分を良く見せたいがための型として使用するのは自分中心ですから、本来のマナーとは言いがたいですね。
一方、心から相手を敬う気持ちが強すぎて、過剰な表現になる場合もあるでしょう。そういうときは、まず『お』や『ご』をつける言葉であるかどうかを確認しましょう。そして、先述の3つ『尊敬語』『謙譲語』『美化語』のどれに当てはまるのかを冷静に考えます。その結果、不要と思えば、『お』や『ご』はつけなくてもよいのです。
また、『ご返事』か『お返事』か、どちらか使えば正解なのか分からないときなどは、例えばですが『メールにて(◯◯さんに)ご返信いたします』『後ほど、(私より)回答いたします』など、言葉、言い回しを変えてみるとスムーズです。
心の伴わない表面的な丁寧さは、真のマナーとはいえない時代になりました。相手への敬意からなる本心からの『お』や『ご』を使用し、本来のマナーから生まれるウィンウィンな関係を構築なさいますよう願っております」
(オトナンサー編集部)




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