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「おビール」「お原稿」…よかれと思って過剰に使われる「お」や「ご」に専門家が抱く“違和感と懸念”

相手への敬意からなる「本心からの使用」を

Q.過剰な「お」や「ご」を使用しないためには、どのような点に気を付ければよいでしょうか。

西出さん「『とりあえず、型を身に付けておけばよい』という時代は終わりました。繰り返しますが、それを使用する目的が大事です。自分を良く見せたいがための型として使用するのは自分中心ですから、本来のマナーとは言いがたいですね。

一方、心から相手を敬う気持ちが強すぎて、過剰な表現になる場合もあるでしょう。そういうときは、まず『お』や『ご』をつける言葉であるかどうかを確認しましょう。そして、先述の3つ『尊敬語』『謙譲語』『美化語』のどれに当てはまるのかを冷静に考えます。その結果、不要と思えば、『お』や『ご』はつけなくてもよいのです。

また、『ご返事』か『お返事』か、どちらか使えば正解なのか分からないときなどは、例えばですが『メールにて(◯◯さんに)ご返信いたします』『後ほど、(私より)回答いたします』など、言葉、言い回しを変えてみるとスムーズです。

心の伴わない表面的な丁寧さは、真のマナーとはいえない時代になりました。相手への敬意からなる本心からの『お』や『ご』を使用し、本来のマナーから生まれるウィンウィンな関係を構築なさいますよう願っております」

(オトナンサー編集部)

【画像】「えっ……!」→これが《つい言ってしまいがち》な「お」「ご」の過剰な使い方です(実際の文例)

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西出ひろ子(にしで・ひろこ)

マナーコンサルタント、マナー解説者、美道家

ヒロコマナーグループ代表。一般社団法人「マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会」代表理事。大妻女子大学卒業後、国会議員などの秘書職を経て、マナー講師として独立。マナーの本場英国へ。オックスフォードにて、オックスフォード大学大学院遺伝子学研究者のビジネスパートナーと1999年に起業し、お互いをプラスに導くマナー論を確立させる。帰国後、名だたる企業300社以上にマナーコンサルティングなどを行い、他に類を見ない唯一無二の指導と称賛される。その実績はテレビや新聞、雑誌などで「マナー界のカリスマ」として多数紹介。「マナーの賢人」として「ソロモン流」(テレビ東京)などのドキュメンタリー番組でも報道された。NHK大河ドラマ「龍馬伝」をはじめ、NHKドラマ「岸辺露伴は動かない 富豪村」、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」などのドラマや映画、CMのマナー指導・監修者としても活躍中。著書は28万部突破の「お仕事のマナーとコツ」(学研プラス)、16万部を超える「改訂新版 入社1年目 ビジネスマナーの教科書」(プレジデント社) など監修含め国内外で100冊以上。「10歳までに身につけたい 一生困らない子どものマナー」「かつてない結果を導く 超『接待』術」(共に青春出版社)など子どものマナーから、ビジネスマナー、テーブルマナーなどマナーのすべてに精通。ヒロコマナーグループ(http://www.hirokomanner-group.com)。
※「TPPPO」「先手必笑」「マナーコミュニケーション」「真心マナー」は西出博子の登録商標です。

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