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詐欺師たちが「父の日」をターゲットにする理由…人気のプレゼント「ギフトカード」が実は狙われている

実際に起きている手口はこんなに巧妙

 父の日のギフトカード詐欺は、実に巧妙です。最近、特に報告が増えているのは、以下のような手口です。

【偽のカスタマーサポート】

AmazonやAppleなど、誰もが知るブランドを名乗って連絡をしてきます。電話やメール、SMSで「ギフトカードの有効化に失敗したため、コードを確認する必要がある」と言われると、「本物だ」と信じてしまいがち。ロゴや文面も精巧に作られていて、見分けがつきにくいことが特徴です。

【偽サイトでの“激安販売”】

本物そっくりの通販サイトで、「通常5000円のギフトカードが今だけ3500円」などの魅力的なセールが行われています。しかし実際に購入しても、届くのは無効なコードのカード。返金も連絡もできず、泣き寝入りするケースが後を絶ちません。

【店頭カードの“事前改ざん”】

スーパーやコンビニのギフトカード売り場に並んでいる未開封のカード。実はその一部が、詐欺師によりこっそり改ざんされていることがあります。コードだけ盗まれ、購入後すぐに使われてしまうという被害も報告されています。

 特に注意したいのは、日々忙しい中でスマホから急いでギフトを購入したときや、「少しでも安く済ませたい」と思ってセール情報に飛びついてしまったとき。そんな“ちょっとしたスキ”こそ、詐欺師が狙っているタイミングなのです。「まさか自分が……」と思っていた人こそ被害に遭いやすいのが、このギフトカード詐欺。便利さの裏にあるリスクを知っておくことが、何よりの防御策になります。

「冷静に対応」すべき4つの場面

 では、どうすればギフトカード詐欺の被害を防ぐことができるのでしょうか。

 被害を防ぐには、日常の中で「これは怪しいかも」と気付ける目を持つことがとても大切です。次のような4つの場面に出くわしたら、ひと呼吸置いて、冷静に対応しましょう。

【知らない電話番号やメールアドレスから「ギフトカードのコードを教えて」と言われる】

たとえ「Amazonカスタマーサポート」など大手ECサイトを名乗っていても、本当に正規の連絡かどうかは慎重に見極めましょう。特にSMSやLINEなど、気軽に返信しやすい媒体で来るのが最近の手口です。

【焦らせるような文言がある】

「すぐに対応しないとアカウントが停止される」「今すぐ返信してください」「◯時間以内に対応を」など、急がせるメッセージは詐欺の常とう句。人は焦っているときほど判断を誤りやすくなります。落ち着いて一度、公式情報を確認することが鉄則です。

【見た目は公式っぽいのに、URLが『http』から始まっている】

安全なサイトは、基本的に「https」で始まります。URLに違和感がないかを確認し、少しでも不安を感じたらクリックしないこと。例えば「amaz0n.com」のように、1文字違うだけでも危険です。

【ギフトカードのパッケージが破れている、裏面のコードが既に見えている】

店頭で購入する際は、カードが改ざんされていないか必ず確認を。包装が雑だったり、削られている形跡があったりするものは絶対に避けてください。購入後、すぐに残高を確認するのもおすすめです。

 これらのサインを見逃さず、「ちょっとおかしいかも」と思えたときに立ち止まれるかどうかが、自分と家族を守る第一歩になります。

「詐欺師は、あなたに考える間もなく行動させようとします。しかし、冷静になり、情報を確認することで、金銭的な損失を防ぐことができます」「『冷静さ』が最大の防御になるのです」とマリユスさんは警告しています。すべてのオンラインアカウントで二段階認証を設定し、安全なパスワードを使用すること、そして家族にもギフトカード詐欺のリスクについて教育することが推奨されます。

 ギフトカードは素晴らしい父の日のプレゼントですが、安全に使用することが大切です。詐欺師に大切な機会を奪われないようにしましょう。

(オトナンサー編集部)

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マリユス・ブリエディス

NordVPN 最高技術責任者(CTO)

デジタルセキュリティとプライバシーの分野で世界的に活躍し、NordVPNの最高技術責任者(CTO)を務める。IT業界で培った長年の経験を基に、技術革新とセキュリティ分野の発展をけん引。代表的なプロジェクトである「NordLynxプロトコル」は、WireGuardプロトコルを基に開発され、業界で最速かつ革新的なVPN技術として高い評価を得ている。キャリア初期にはQSTKやPythonを用いたプロジェクトやウェブ開発に携わり、現在はNord Securityで5つのチームを率いて企業の成長に貢献。講演やインタビューを通じてサイバーセキュリティーの知識を広めると同時に、謙虚さを忘れず学び続けることを信条としている。

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