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コブクロ小渕健太郎さんに不倫疑惑…10年以上前の浮気は「離婚原因」になり得るのか

「10年前だから時効」とはならない

 それでは、今回の小渕さんのように、結婚相手の10年以上も前の不貞行為が今になって発覚したような場合、そのことは離婚原因として認められるのでしょうか。

 村山さんは「遠い過去の不貞行為であったとしても、そのことを知った配偶者が裏切りと感じて『離婚したい』と思い、夫婦関係が急激に悪化する場合も当然あるでしょう」と話します。

 村山さんによると、不貞行為自体は、客観的に民法770条1項1号の離婚原因に該当するため、裁判で離婚が認められる可能性はあるそう。つまり「10年以上前だからもう時効」とはならないようです。

 しかし一方で、民法770条2項は裁判所について、民法770条1項各号の離婚原因がある時でも「一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認める時は、離婚請求を棄却することができる」と定めています。

 不貞行為が離婚原因の場合、この規定を理由とした請求棄却は少ないそうですが、村山さんは「具体的にどれくらい過去なのかや、その不貞行為があった後の夫婦関係の状況なども踏まえて、婚姻関係が破綻しているとまでは言えないケースでは、離婚が認められないこともあります。未成年の子どもの有無なども考慮されるでしょう」と指摘します。

 総合すると、過去の不貞行為は離婚原因として成立しますが、場合によっては、請求が認められないこともあるようです。

(オトナンサー編集部)

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村山圭一郎(むらやま・けいいちろう)

高井・村山法律事務所弁護士

行政事件や不動産事件(建築関係紛争)、離婚、相続などを幅広く取り扱い、「みんなの弁護士207人 首都圏版」(有限会社南々社)にも掲載。困っている人、悩んでいる人の心に寄り添うことを心掛ける。高井・村山法律事務所(http://law-tm.jp/)。

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