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内々定のピークは面接解禁前の5月 内閣府調査に学生回答、「就活ルール」形骸化浮き彫り

来春卒業・修了予定の学生を対象にした内閣府の調査で、就職内々定の時期は5月がピークだったことが分かりました。

就職活動の早期化が進んでいる
就職活動の早期化が進んでいる

 内閣府が、来春卒業・修了予定の学生を対象に実施した就職活動に関する調査で、今年の就職内々定の時期は5月がピークだったことが分かりました。2017年度、16年度の調査では、“就活ルール”で「採用面接開始」時期となっている6月が最多で、今年はさらに時期が早くなっています。経団連は“就活ルール”と呼ばれる指針を2021年以降、策定しないことを決めていますが、ルールの形骸化が既に進んでいることが一層鮮明になりました。

説明会や面接も時期早まる

 内閣府が10月10日に発表した「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」の速報版で分かりました。調査は2018年7月13日~8月10日、インターネットで約60の大学に所属する大学4年生と大学院2年生を対象に行い、大学生7575人、大学院生2268人、計9843人から有効回答を得ました。8月1日時点の状況を聞いています。

 調査によると、内々定を受けた時期は、5月が28.5%で最多、4月に内々定を得た人も21.5%おり、それ以前に得た人も含めると、採用面接が解禁となる6月より前に、66.4%が内々定を受けていました。6月は24.5%で、面接開始1カ月後には9割超が内々定を得ていたことになります。内閣府によると、2016年度、17年度の調査では、内々定を得た時期は6月が最多で、本年度の調査では時期が早まっているとのことです。なお、この数字は公務員や教職員志望者は除いています。

 就職活動の始まりとなる企業説明会やセミナーへの参加時期のピークは3月、企業へ提出するエントリーシートの提出は4月が最多、採用面接を最初に受けた時期は3月が約4割で最多、4月が約3割となっており、内閣府によると、いずれも時期が早まっている傾向がみられるとのことです。

 学生の就職活動については、経団連主導で「3月に広報活動開始、6月に採用面接解禁、10月内定」といった“就活ルール”が策定されてきましたが、外資系企業や経団連非加盟の企業などの早期採用の動きが止まらず、経団連は就職活動に関する指針を策定しないことを決定。就職活動の早期化を懸念する大学関係者などから懸念の声が上がり、政府は10月15日から、2021年春入社以降の就活の在り方に関する議論を始める予定です。

(報道チーム)

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