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「子宮がん」の正しい知識 2種類の違いを覚えよう!

子宮体がんの進行度と治療

進行度

 子宮体がんの進行度はステージで表され、「I」~「IV」の4段階から、さらに「Ia」などに細かく分類されます。ここでは5つのステージについて解説します。

5年生存率は全国がん(成人病)センター協議会の生存率共同調査(2015年12月集計)。対象は2003~2005年の子宮体がん患者

治療法

 手術(外科治療)によってがんを取り除くことが基本です。患者さんやがんの状態によって、「放射線治療」「化学療法」「ホルモン療法」が行われます。

・手術(外科治療)

 手術では、がんを取り除くと同時に、今後の治療法をどうするかを決めるために、がんの状態を正確に診断します。子宮部分を切除する「単純子宮全摘出術」と卵巣・卵管の切除を組み合わせた方法と、子宮だけでなく腟の一部や周辺まで取り除く「広汎子宮全摘出術」、また両方の中間に位置する「準広汎子宮全摘出術」などがあります。

 組織型や進行状況によっては「骨盤リンパ節郭清」「腹部大動脈リンパ節郭清」を行います。がんの広がり具合で決まりますが、女性にとっては大きな決断です。主治医や家族とよく話し、納得した上で決めましょう。

・放射線治療

 放射線照射によってがん細胞を小さくする治療。再発予防や、再発後、手術ができない場合に行われます。体の外から放射線を当てる「外部照射」と、腟から器具を入れて子宮のがん細胞に直接働きかける「腔内照射」、また針状の器具を患部に指して照射する「組織内照射」があります。

 副作用は、照射部分の皮膚の炎症、だるさや吐き気、食欲不振など。直腸炎や膀胱炎、小腸の閉塞や下痢を引き起こすケースもあります。

・化学療法

 抗がん剤による治療で、手術ができない時や術後の再発予防、再発時に行われます。抗がん剤による主な副作用は以下の通りです。

脱毛/口内炎/下痢/吐き気/動悸・不整脈/肝臓・腎臓の機能障害

・ホルモン療法

 ごく早期の子宮体がんで行われます。そのほか、再発時にも選ばれる治療法です。がんの増殖を抑える効果が期待されています。

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冬城高久(ふゆき・たかひさ)

医療法人社団 冬城産婦人科医院理事長・院長

山口大学医学部卒業。慶應義塾大学産婦人科学教室入局後、慶應義塾大学病院ほか複数で勤務する。2003年に冬城産婦人科医院院長に就任、2012年から同院理事長を兼務。丁寧で的確な診療が人気で、各メディアでも活躍している。日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、日本女性医学会認定医、玉川産婦人医会会長、慶應義塾大学医学部客員講師。冬城産婦人科医院(http://www.fuyukilc.or.jp/)。

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