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「人間関係リセット症候群」は「病名ではない」 精神科専門医に聞く“リセット願望”の正体

長い期間の「孤軍奮闘」は避けて

 では、「関係リセット願望」を感じたとき、どうすればいいのでしょうか。

 まずは、心に「関係リセット願望」が出てくるような苦しい状況の中で、長い期間、孤軍奮闘しないようにしたいものですね。心の不調に気付きにくい場合には、睡眠・食事・排便の量と質などから体の調子をチェックするとよいでしょう。

 意外に忘れられているのが、胃腸の調子です。「よく寝て、よく食べる」だけでなく「よく食べて、よく出す」ことも、心の健康にとって大切です。

「孤軍奮闘」という言葉を使いましたが、一人でストレスを抱え込まないこと、一人でストレスと戦わないことが大切です。「関係リセット願望」が強まらないようにするためにも、関係を続けたいと思うような相談相手を見つけておきたいところです。周囲にそうした相手が見つからない場合には、心の相談窓口などを利用することをおすすめします。

(オトナンサー編集部)

【要注意】「えっ…!」 これが「心が疲れたとき」に食べ過ぎたらダメな食べ物です(6枚)

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田中伸一郎(たなか・しんいちろう)

医師(精神科専門医、産業医)・公認心理師

1974年生まれ。久留米大学附設高等学校、東京大学医学部卒業。杏林大学医学部、獨協医科大学埼玉医療センターなどを経て、現在は東京芸術大学保健管理センター准教授。芸術の最先端で学ぶ大学生の診療を行いながら、「心の問題を知って助け合うことのできる社会づくり」を目指し、メディアを通じて正しい知識の普及に努めている。都内のクリニックで発達障害、精神障害などで悩む小中高生の診療も行っている。エクステンション公式YouTubeチャンネル内「100の質問」(https://youtu.be/5vN5D9k9NQk)。

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