子どもが包装フィルム&シール誤飲 喉の奥に張り付いていた事例も 事故を防ぐには?
子どもが包装フィルムやシールなどを誤飲する事故が発生しているとして、消費者庁がXの公式アカウントで注意を呼び掛けています。
子どもが菓子やペットボトルの包装フィルム、シールなどを口に入れていて焦った経験はありませんか。子どもが包装フィルムやシールなどを誤飲する事故が発生しているとして、消費者庁がXの公式アカウントで注意を呼び掛けています。
消費者庁によると、医療機関から消費者庁・国民生活センターに対し、子どもが包装フィルムやシールなどを誤飲してしまったという内容の事故情報が寄せられているといいます。
実際に、子どもがプラスチックの菓子包装を飲み込み、喉の奥にプラスチック包装が張り付いていた事例のほか、子どもが昼寝の後、せき込んで、血やたんが混ざったものを2回吐いたため受診したところ、口の中からシールが見つかった事例などが報告されているということです。
また、東京都が実施したアンケート調査では、子どもが異物を飲み込んだ事故や飲み込みそうになった事故で、最も多かった品目は「シール」だったといいます。
消費者庁は、包装フィルムやシールなどは身近で子どもが手に取りやすく、危険性を低く捉えがちだが、口に入れると窒息の恐れがあるとして、事故を防ぐために次のことに注意するよう、呼び掛けています。
・包装フィルムやシールが付いている物、容器などで、遊ばせないようにする。年上の子どもが遊んでいるシールなども同様。
・包装フィルムを子どもが誤って口にしないように、お菓子は必要に応じて包装を取ってから食べさせるなどの工夫をする。
なお、万が一、子どもが誤飲した後、「声を出せない」「苦しそうな呼吸」「顔色が急に青くなる」など窒息が疑われる変化が現れた場合は、すぐに背中をたたく「背部叩打法」などの応急処置を続けるよう、アドバイスしています。
(オトナンサー編集部)
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